2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧
米CA州で自殺幇助容疑でElizabeth Barrett(65)を逮捕。他にも報道多数。ヨーグルト殺人だかヨーグルト事件だか言われているので何かと思ったら、致死薬をヨーグルトに混ぜて飲ませた事件。弁護士は「死ぬような薬とは女性は知らなかった」。 http://abcnew…
③ Scott Mathewsのケース 1996年のNY、アルバニーのGH在住の重症重複障害者。当時28歳。 何度も脱水、栄養不良尾、感染、肺炎を起こして入院し、体重も非常に少ないことから、医師とGH側が胃ろう造設を検討するも、法定代理人である両親が抵抗し、裁判へ。 …
② Larry McAfeeのケース 1984年に登山中の事故で呼吸器依存の全身麻痺状態となる。 その後5年間、ナーシング施設を転々とした後に GA州89年にアトランタの病院に。 そのICUで3カ月過ごした後に、弁護士を呼び、 死にたいので呼吸器を止めてほしいと…
ウ―レットが成年期の問題を扱う第6章の導入部で取り上げるのは 事故で中途障害を負って全身麻痺となり、死ぬまでの9年間ずっと 再び歩けるようになる治療法の開発に全てをかけた スーパーマン俳優のクリストファー・リーヴ。 「歩道の段差をなくしたり、車…
今回のアシュリーの父親のインタビューで明らかになった 新たな“アシュリー療法”12ケースのうち、 Ericaのケースについては以下のエントリーに。 “Ashley療法”Ericaのケース(2012/3/28) このケースに関して私が一番引っかかりを覚えるのは、 重症障害がある…
BMC Medical Informatics and Decision Making 2012, 12:26 に掲載の論文で 初期から中等度の認知症の人を介護しているケアラーへの レスパイト・サービス選択をめぐる情報の流れと意思決定支援について 専門家とクライエントとそれぞれの視点からの質的研究…
英国議会、公訴局長の自殺幇助起訴ガイドラインは認めるも、Ottaway議員提案の法改正は採らず。:うぇい。ギリギリの攻防かろうじて……。 http://au.christiantoday.com/article/british-mps-reject-relaxation-of-assisted-suicide-laws/13034.htm 27日の英…
今朝、accelerationさんが 「他人の話を聞かず、言い負かすことを目的とし、しばしば相手を罵倒する、 ときに媚びる、そういうコミュニケーション・スタイル」について ツイートされたことから、触発されて放った連続ツイート。 途中、いろんな人のツイート…
この報告書の内容については3月14日に以下のエントリーにしていますが、 OR州2011年に尊厳死法を利用して死んだ人は71人の最高記録 BioEdgeのMichael Cookがエントリーにして 丁寧にコメントしているので、改めて以下に。 致死薬の処方を受けた人は114人。 …
エリカ(仮名)14歳。 トムと同じく、赤ん坊の時に養子になった。 身長145センチ、体重33キロ。 成長抑制療法により 9歳のときの身長と体重からわずかに増えただけで維持されている。 家族は両親と兄弟姉妹が5人。 アシュリー事件以降、やろうとしたり実際に…
トム(仮名)は赤ちゃんの時にベトナムから養子にもらわれてきた。 現在12歳。重い脳性マヒがある。 認知能力は生後2カ月程度で、生活は全介助。 8歳の誕生日を前に08年10月に始めた成長抑制療法を間もなく終える。 現在の体重は32キロ。身長は134センチ。 …
モランさんがRTしてくださった、以下のル=グゥインの名文句を見た途端に、 今日の引用: (年齢にかかわらず)成熟していない人たちは、道徳的な確かさを望み、要求します。 アーシュラ・ル=グゥイン 頭の中にぱぱぱっと浮かんだので、 まぁ、いわばル=グゥイ…
イマイチ良く分かっていなかったのだけど、明日の英国議会の自殺幇助合法化関連審議とは、2010年の公訴局長のガイドラインを議会として承認するかどうかの投票らしい。 http://www.christian.org.uk/news/mps-to-debate-assisted-dying-guidelines/ http…
親に子どもの障害を告知した後、なるべく早く同じ状態の子どもを育ててきた親(必ずしも親の会ではなく)に繋いであげてほしいと、ずっと言い続けてきたけど、当初は「いや、まずは私たちが支えて落ち着いてから」「まずはリハビリ」など専門職の自意識過剰…
スイスの男性が、死ぬ権利だけでなく、死ぬ権利の実現を保障する義務が国家にはあるとして欧州法の改正を求めているらしい。 http://www.firstthings.com/blogs/secondhandsmoke/2012/03/24/adf-argues-against-european-right-to-assisted-suicide/ スイス…
アラスカ州、一方的なDNR指定を禁止へ。 http://medicalfutility.blogspot.jp/2012/03/alaska-to-prohibit-unilateral-dnr.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+MedicalFutilityBlog+%28Medical+Futility+Blog%29 カナダ:集中治…
この委員会報告については ここ数日、ものすごい数の報道が流れていて、 いずれもタイトルを「委員会がPAS合法化を提言」と打っているのだけれど、 なんとも不思議なことに、 報告書の24の提言は主として緩和ケアの改善と地域間格差の是正に関するもので、 …
ミュウは実習生が来ると、 その中から好みのタイプに目をつけ、 全身の愛想という愛想を動員してニコニコ秋波を送る。 時には「あの人でないとイヤだぁ」と摂食拒否でゴネて、 自分の好みの実習生をおびき寄せることすらする。 が、御指名を受けたカレが食事…
豪クイーンズランド、ゴールド・コーストの医師が 患者や家族の医師に反して人工呼吸器を事実上止めたとして、 調査を受けている。 患者はターミナル期の高齢の女性で、 まだ死にたくない、死ぬしかないにしても、せめてもう数日、 家族との時間を持ってから…
Ashley療法論争再燃で、CPの大学生がブログでMcDonaldさんの07年の論考の一部を引用し、批判している。 http://flutterflyinvasion.tumblr.com/post/19383661967/anne-mcdonald-the-other-story-from-a-pillow-angel 【関連エントリー】 Anne McDonaldさんの…
BioEdgeのCook、アシュリー療法の論争再燃について、まるきりコメントなしでエントリー。中立に立つつもりか? http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/9985#comments 科学とテクノ系のサイトがアシュリー事件の新展開を取り上げてい…
昨日のGuardianの関連報道については 以下のエントリーに。 論争から5年、アシュリー父ついに動く(2012/3/16) 「アシュリー療法」やった6ケースのうち、2人は養子(2012/3/16) 今朝の段階で、アラートが拾って来たものを、 とりあえず以下にピックアップして…
前のエントリーからの続きです。 ‘Ashley treatment’ on the rise amid concerns from disability rights groups Ed Pilkington and Karen McVeihg in NY Guardian, March 15, 2012 この記事は、 父親が語った「すでに終了した6家族」のうち2人の母親に取材…
きた、きた、きた。やっぱり、きたっ! 11日の”怪現象”で何かデカいのが来るとは思ってたけど、 ガーディアンからアシュリー父のインタビューが出た!! The Ashley treatment: 'Her life is as good as we can possibly make it' Ed Pilkington, Guardian, …
バングラデシュ出身の文化人類学者(ミシガン州立大学) Monir Moniruzzaman氏は、1年以上、母国の闇・腎臓マーケットに潜入し、 腎臓を売った人33人のケースを調査。 貧困層搾取の実態を Medical Anthropology Quarterlyに報告した。 33人の多くは、倫理観…
豪政府が、親の同意なく子どもの同意だけで不妊や電気ショックや拘束を認める法律を作ろうとしている? http://preventdisease.com/news/12/030512_Australian-Government-Moves-To-Quickly-Pass-Laws-To-Sterilize-Electroshock-And-Restrain-Children-With…
2011年のオレゴン州の尊厳死法の報告書が3月6日付で出ている。 2010年は 97人が致死薬の処方を受け、 65人が自殺したが、 2011年に致死薬の処方を受けた人は114人。 自殺した人は71人という新記録を更新。 71人のうち、精神科医または心理学者にアセスメント…
脳卒中の後遺症が重く、自殺幇助を希望している英国人男性 Tony Nicklingさん(57)については、2010年に以下のエントリーで紹介し、 “ロックト・イン症候群”の男性が「妻に殺してもらう権利」求め提訴(英)(2010/7/20) その後も続報を以下の補遺で拾いなが…
先日、某所で「もうspitzibaraさんは言論の世界の一員ですよね」という言葉に つまずいて、つんのめって、身体のバランスを崩す時の身体感覚に、 ちょっと似た気分を味わった。 その時は、その感覚にこだわっていられるような状況ではなかったので、 とりあ…
07年当初のアシュリー療法論争が終息した後にも 事件に何らかの展開がある前後になると、ネット上の たいていはテクノと科学系のサイトに07年当時の記事がコピペされる、という 怪現象が起こっていることについては、以下のエントリーなどで指摘しました。 “…