2012年3月17日の補遺

BioEdgeのCook、アシュリー療法の論争再燃について、まるきりコメントなしでエントリー。中立に立つつもりか?
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/9985#comments

科学とテクノ系のサイトがアシュリー事件の新展開を取り上げている。
http://techsciencenews.com/2012/growth-attenuation-treatment-tom-the-first-boy-to-undergo-procedure/

S.Matthew Liaoといえば、当初のAshley療法論争でSavulescuと一緒に成長抑制擁護論文を書いた人物。そのLiao(NY大)が、他2人と共著で、地球温暖化防止のため、①肉を食べたくなくなる薬、②人のサイズを小さくするための遺伝子組み換えと薬、③環境保護の姿勢を涵養するための薬、④子どものサイズと体重を元にした、一家族当たりの子どもの人数割り当て(1人または2人)を提唱して、エコ・ナチズムだと批判を浴びているらしい。:もしかして2004年のアシュリーの成長抑制、こういうことを念頭に置いた実験だった……なんてことは? 介護負担だとかQOLの維持向上だという名目で、実は重症児から実験に供されている……とか?
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/9986#comments

関連エントリー
不思議な”アシュリー療法”エッセイと、その著者たち(2007/9/27)
(ここから2つのエントリーで。07年段階で書いたもので現在からみると理解が不足している個所も)

Liaoに関する上記情報をツイッターに流したところ、教えてもらった「ウルトラQ」の「1/8計画」。
http://ultraq.onasake.com/vol17.html


3月14日の補遺で拾った、オーストラリアの子どもの本人同意だけで不妊手術や電気ショックや拘束を認める法案に対して、精神科医らから批判。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/9981

ミネソタ州で、無益な治療を巡る方針の明確化を病院に求める法案が上院委員会を通過。
http://kstp.com/news/stories/S2541900.shtml?cat=1


英国の高齢者の約半数が、来るはずだった介護職が来なかったことがある、と調査で回答。:調査したのはWhich? という消費者アドボカシー団体。
http://www.pru.co.uk/guides_tools/articles/801319528-Almost-half-of-c/
http://www.guardian.co.uk/society/2012/mar/16/home-care-elderly-disgraceful-which-report?CMP=EMCNEWEML1355

Which?は前に、役者を雇って高齢者施設に潜入させて、消費者としての目から施設ケアのお粗末を告発したことがある。
http://www.arsvi.com/2010/1106km.htm