2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2010年4月30日の補遺

15人の専門家委員会がアルツハイマー病は人とのかかわりでも脳トレでもサプリでも薬でも、進行を遅らせることも予防もできない、と。:じゃぁ、あのワクチンって……? そういえば、とても興味深い個所がこの記事にはあって、この15人はアルツハイマー病に関連…

2010年4月29日の補遺

CA州の無料介護紹介サービス。 http://www.medicalnewstoday.com/articles/186836.php アメリカの女性が養子にもらった少年が手に負えないと一人で飛行機に乗せてロシアに送り返した事件で、ロシア政府がアメリカへの養子縁組を停止しているが、両国間で協議…

チューリッヒ湖の底に大量の骨壺、Dignitasが投棄か

【追記】 Times記事 http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/europe/article7109939.ece ------ スイス、チューリッヒのZurich湖の湖底に 人の遺灰の入った壺が大量に捨てられているのを 落としたサングラスを探していたレスキュー・ダイバーが…

重症児の親による成長抑制批判の落とし穴

前のエントリーで取り上げたClaire Royさんの成長抑制批判を大きな共感を持って読み、 しかしAshleyの親への批判が最後に向かってしまう方向性に2点ばかり危惧を覚えた。 まず、 「重症児は多くのことを教えてくれる存在なのだ」というのは、 ちょっと、余分…

重症児の親 Claire Royさんによる成長抑制批判

今日のMaryland 大学のカンファレンスのAshley事件の分科会で ビデオ講演を行う 重症児の母親 Claire Royさんが No More Ashley X’s:Say No to Growth Attenuationという自身のブログで 講演内容を公開しています。 今までAshleyと同じような重症児の親から…

2010年4月27日の補遺

Kevorkian医師が90年代に安楽死キャンペーンで使った車がeBayのオークションに出された。お昼には3400ドルの高値がついたが、eBay側が「殺人の宣伝・売り物はしない」との方針によりオークションを停止。持ち主は別のオークションで売ると言っているとか。 h…

Ashley事件とAngela事件の接点はここに……?

3月にオーストラリアQueensland州Brisbaneの家庭裁判所が 重症児Angelaちゃんの子宮摘出を認めた件について、 以下のエントリーで取り上げてきました。 豪で11歳重症児の子宮摘出、裁判所が認める(2010/3/10) Angela事件(豪):事実関係の整理(2010/3/10) Ang…

Ashley事件について、明日William Peace氏講演

4月3日のエントリーで紹介したMaryland大学のカンファレンス Disability, Health Care & Ethics - What Really Matters が いよいよ明日に迫りました。 このカンファでAshley事件についての分科会で講演するWilliam Peace氏が 自身のブログで講演内容を公開…

Kevorkian医師「PASは医療の問題。政治も法律も関係ない」:映画“You Don’t Know Jack”

これまで、以下のエントリーやいくつかの補遺で追いかけてきた Jack Kevorkian医師の伝記映画(アル・パチーノ主演)ですが、 私はハリウッド映画だとばかり思い込んでいたのですが、 HBOというケーブルテレビ局がオリジナル映画として作成したもののようで…

「黒人はイヤ」と客の希望で給仕を外されたウエイターがホテル相手取り訴訟(米)

裁判の資料によると、 今年2月28日、Florida州Naplesの5つ星ホテルRitz-Carltonで Rodney Morgan氏ら英国人一家がチェックインした際に 「有色人種」と「外国なまり」のあるスタッフのサービスは受けたくないと要望。 ホテルの副支配人の名前でコンピュータ…

自殺幇助ガイドライン後、初の起訴か(英)

英国の元GP、Michael Irwin医師については、 以下のエントリーで取り上げてきました。 スイスで自殺幇助に付き添ったパートナー逮捕(英)(2009/7/19) 英国で患者の自殺を幇助した医師が「証拠出すから逮捕に来い」と(2009/7/28) 英国で自殺幇助容疑で元GP逮…

2010年4月24日の補遺

かなり前にニュースになっていた事件で、Minnesota州の元看護士の男性William Melchert-Dinkel, (47)がインターネットでウツ病の人たちに自殺をするよう働きかけ、方法を教えるなど幇助したとされていたが、金曜日に起訴された。直接の容疑はカナダ人女性…

2010年4月23日の補遺

You Don’t Know Jackのプロモで、アル・パチーノとキボーキアン医師が2ショット。:こういう形で世論誘導が一気に進むと思うと、本当に気分が悪い。ちなみにこの記事によると、Kevorkian医師が94年に裁判に敗れたミシガン州では、98年に自殺幇助合法化…

多田富雄氏、死去

国際的な免疫学者で、脳梗塞で倒れた後には リハビリ打ち切りと激烈な戦いを続けてこられた 多田富雄氏が21日に亡くなったとのこと。 昨日の朝日新聞の記事では 国際的な免疫学者としての氏の功績が非常に詳しく述べられて、 新作能の作者であったことにも…

FENが「Kevorkian医師の半生記映画を見て“死ぬ権利”考えよう」

90年代に自殺マシーンを作り130人もの自殺を幇助し、 有罪判決を受けて2008年に出獄したDr. DeathことDr. Kevorkianが 患者の苦しみに共感し「死の自己決定権」を求めて闘う姿を描く映画 You Don’t Know Jack(アル・パチーノ主演)が24日に公開とあって…

カナダ議会、自殺幇助合法化法案を否決

去年からカナダ議会に提出されていた 自殺幇助法案(Francine Lalonde議員提出)は20日夜、否決されました。 228 対 59 の大差。 投票後、5人の議員が、 「法案を廃案にして終わるのではなく この問題について対策を考えなければならない」 「ウツ状…

2010年4月21日の補遺

鼻の粘膜細胞(OEC)を移植することによって、中枢神経系の損傷を修復することができるとして、MS、脊損、ALSが治療可能といわれているが、脳性まひの子どもにも治療の可能性がある、と中国の研究者。 http://www.medicalnewstoday.com/articles/186039.php …

2010年4月19日の補遺

16日の補遺で今度は肺炎ウィルスのワクチンかという話題を拾ったと思ったら、昨日は、そのウィルスRSVが如何に子供の命を奪っているかという研究が報告されている。 http://www.medicalnewstoday.com/articles/185815.php 英国の主要3党はそれぞれマニフェス…

Diekemaらの成長抑制論文に医師らからの批判

ちょっと遅ればせの記事になりますが、 Diekema、Fost両医師他が去年6月に小児科学会誌に成長抑制に関する論文を書き、 早々と一般化する場合のスタンダードを設定しようと試みたことは、 既にいくつかのエントリーにまとめました(詳細は文末にリンク)が、…

死の自己決定権アドボケイトC&Cはテレビコマーシャルまで流している

ニュースそのものは、モンタナ州の72歳の元獣医で、 手術不能の脳の癌を患うSteve Johnsonさんが医師による自殺幇助を望んでいる、 というものなのだけれど、 この記事の中で重要だと思う内容が2点あって、 1つはJohnsonさんがC&Cのテレビ・コマーシャルに出…

Ashley事件リンク集 10: 2008―2009年の動き

2008年9月 Stonybrook 大学における認知障害に関するシンポでPeter SingerがA事件に言及 http://www.stonybrook.edu/sb/cdconference/podcasts.shtml(シンポ・サイト) http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=ncppXrGFCBA(YouTube) それに対する批…

2010年4月18日の補遺

The Mental Health Foundationが患者本人に行った調査をもとに英国アルツハイマー病協会から報告書「私の名前は認知症ではありません」。自殺幇助合法化を説いている作家のPratchette氏も加わっているらしい。話し相手がいたり、信仰があることなどによって…

ビッグ・ファーマが当て込む8つの“でっちあげ病”

1997年に消費者直結の薬のコマーシャルが登場して以来、 「薬のあるところ、病気は(そして患者も)出てくる」を信条としてきたビッグ・ファーマは、 このところ「次はワクチンが儲かりまっせぇ」と当て込んでいたものの、 米国人のワクチン不信と、 去年の…

2010年4月16日の補遺

グレイズ・アナトミーにWA州の尊厳死法を利用して医師による幇助を受けて自殺する末期の肺がん患者のエピソードがあった件で、LA Timesがリアリティチェックを行っている。おおむね、法律通りのエピソードだった模様。2009年に同法を利用して自殺した36人の…

NZで脳出血後遺症の重症障害女性が栄養と水分を拒否して自殺

3月25日の補遺で拾ったニュージーランドのニュースで、 死にたいと望んで栄養と水分を拒否していた女性 Margaret Pageさんは その後、3月30日に亡くなっていました。 (3月25日のニュースではPageさんは20歳となっていたのですが、 こちらの記事では20年前に…

2010年4月15日の補遺

09年7月23日の補遺と今年2月25日の補遺で拾ってきたNYの自己啓発セミナー講師の殺人事件で、保険金目当てで自殺したいので、強盗を装って殺してほしいと頼まれた見ず知らずの男が、金をもらって刺殺した事件は、本人が死にたいと望んでいたとしても殺人だと…

CT州の障害者権利擁護局が「自殺幇助合法化訴訟に障害者の視点を」と動議

3月9日の補遺で拾いましたが、Connecticut州で自殺幇助合法化を求める訴訟が起きています。 2人の医師とC&Cとが起こしたもので、 ターミナルで死を望む患者に致死薬を投与する医師の行為を罪に問わないように求めているもの。 その訴訟で、 同州の障害者の…

Brown首相、Purdyさんのツッコミに「法はこのままで」

選挙に伴う国民との公開ディベイトで 「死の自己決定権」アドボケイトの広告塔 Debbie PurdyさんがBrown首相に質問。 質問の要旨は、 オレゴンやワシントン州、オランダ、スイスで問題なく行われていることが 英国民には行うことができないとでもいうのか、 …

2010年4月14日の補遺

Kevorkian医師の半生を描いた映画 You Don’t Know Jackは24日に公開らしい。主演のPacinoはリサーチはしたけど本人には敢えて会わなかったとのこと。 http://www.orilliapacket.com/ArticleDisplay.aspx?e=2531347 CNNのAnderson CooperがJack Kevorkian医…

リッチな英女性のDignitas死に財産がらみの不審か、警察が捜査に

2008年9月にDignitasで自殺した英国の裕福な未亡人 Kathleen Dobsonさん(74)の死を巡って、 Dignitasには親族一同の同意文書が提出されているが 自分は母親の意図については全く知らなかったし、同意もしていない、 文書は母親の死後になって初めて送られ…