自殺幇助ガイドライン後、初の起訴か(英)

英国の元GP、Michael Irwin医師については、
以下のエントリーで取り上げてきました。


Irwin医師は、英国の自殺幇助を巡る現行法の扱いは偽善以外の何でもないと主張している
自殺幇助合法化アドボケイト Friends at the End の創設者。

富裕な人だけがスイスで自殺できるのはおかしいと
2007年に末期がんの患者Cutkelvin(58)氏が自殺した際に
Dignitasまで付き添ったばかりではなく渡航費用の一部(4500ポンドのうち1500ポンド)を負担し、
そのことを公開して問題提起を試み、去年9月に逮捕されました。

現在、保釈中。

以下の記事によると、
公訴局長DPPに2度までも手紙を送ったとのこと。

2月に最終的に出たDPPのガイドラインでは起訴ファクターとして
「容疑者が犠牲者と知り合いではなく、特定の情報を与えて
自殺や自殺を企てることをそそのかしたり、または幇助した」
「互いに知り合いではない複数の犠牲者に自殺をそそのかしたり
または幇助した」
が挙げられており、Irwin医師の行為がこれらの当たると判断されれば、
ガイドライン策定以降、初めて起訴に至るケースとなるかも。