2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧
南アフリカ共和国の人が起こしたNZの自殺幇助事件。Western Cape大学で法医学DNAラボの責任者をしている男性Sean Davidson氏、2006年にモルヒネの錠剤を砕いて水に溶き、末期がんの母親(85)に渡して自殺を幇助したとして、来月、NZで裁判に。…
Arizona州Phoenixで19日に サッカーをやっている最中に倒れて意識を失った男性 Joses Cornelioさん(23)は Banner Good Samaritan病院で呼吸器をつけている。記事によると原因は不明。 Cornelioさんは子どもの時に米国にきたメキシコ生まれの移民で、 市…
以下のエントリーで追いかけてきたカナダの“無益な治療”訴訟の Joseph君が、27日に自宅で両親と叔母に看取られて亡くなったとのこと。 1歳児の「無益な治療」で両親が敗訴(カナダ)(2011/2/24) 2011年3月1日の補遺(2011/3/1) 2011年3月5日の補遺(2011/3/5…
Lancetに高所得国でのガンを「過剰に診断しないように。“無益な薬”で過剰な治療をしないように。過剰な希望を持たせないように」という論文。:その一方で「ガン研究の黄金時代」が「ワクチンの10年」の次のトレンド……というなら、それは超富裕層を対象にし…
前のエントリーの記事とセットで拾ったので、 ワクチン関連が立て続けで申し訳ないですが、ついでにもう1題。 GAVIが途上国の子ども達に接種するワクチンに 新たに2種類、ロタ・ウイルスと肺炎球菌を追加。 GAVIは6月に 子どもの予防接種プログラムの目標と…
昨日のエントリーで 「ワクチン打たないなら診てやらない」という医師に 「あくまで説得。説得できなくても追い出してはダメ」と Diekema医師が「らしくない」ことを言っていると思っていたら、 なんと、当のDiekemaのお膝元のワシントン州では ワクチン免除…
7月6日に以下のエントリーで取り上げた問題の続報。 米国で「ワクチン打たないなら診てやらない」と医師ら(2011/7/6) この後、今月に入って、 共和党の大統領候補の議員さんが 単に「HPVワクチンで娘が知的障害を負った」と主張する母親と会ったというだけ…
自宅でペットを安楽死させる運動(at-home pet euthanasia movement)が広がっているらしい。:「殺す」ことへの抵抗感が薄れていく。「動物でも苦しみから解放してもらえるのに」というのは自殺幇助合法化論者の定番の正当化論。すごく気になる記事なので、…
*2021年10月1日 2011年に記事を書いた際、 タイトルを「心臓が動いていても」としておりましたが、 これは「永続的に心停止に至っていなくても」の意味でした。 元記事は”dead"でなくても、と書いているので、 タイトルと本文のその箇所を「”死んで”いなく…
「障がい者の性」というタブーを超えて――性的介護の非営利組織が東京で講義:ホワイトハンズについては5月12日の補遺で拾った。 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110923-00000305-alterna-soci 米本昌平氏[論点]出生前診断で中絶倍増(2)生命…
このニュース、9月13日に報じられていたらしいのですが 私は昨日になって人から教えてもらって、やっと知りました。 死亡した中学生が接種を受けたのはサーバリックス。 7月28日に接種を受けて、30日の朝に心肺停止状態で見つかった、と。 14歳、子宮頸がん…
カトリックの枢機卿がマサチューセッツ州での自殺幇助合法化の住民投票に向けた署名活動を批判。 http://www.boston.com/news/local/massachusetts/articles/2011/09/19/cardinal_urges_opposition_to_assisted_suicide_ballot_petition/ 無益な治療論ブログ…
子育てをテーマにしたSNSと思われる babycenter. というサイトで 20日午前9時半現在、「2時間前」に立ち上げられたスレッドが成長抑制療法を扱っている。 タイトルは 「成長抑制療法についてどう思いますか?」 立ち上げた人は障害のある子どもの親。 現段階…
何かとお騒がせのタレント牧師 Pat Robertson氏が、「誰かと一緒にいたいと願う気持ちから他の女性を求める気持ちも分かるし、アルツハイマー病になった妻を夫が捨てるのも仕方がない、生きている死人なんだから」といった趣旨の発言で物議を醸している。 ht…
カナダのCathleen Hacheyさん(20)は 英国人夫婦の代理母をしていたが、双子を妊娠して27週目に Eメールで、離婚したので生まれた双子は引き取れないと通知された。 既に自分自身の子どもが1歳と2歳と2人いるHacheyさんは 代理母の妊娠中に、夫婦からもら…
【Lancetの日本特集】 日本の皆保険の50年について以下の3本。(一番上がLancetの論説で、全文読めます) http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2811%2961223-3/fulltext http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS…
英国の老舗・介護者支援チャリティ、The Princess Royal Trust for Carers が 60歳から94歳まで639人の介護者に調査を行ったところ、 65%が自身も健康に問題があったり、障害があると答えた。 介護している人を抱え上げられる自信があると答えたの…
意思決定能力のある患者本人も家族も知らない内にDNR(蘇生無用)指定にされ、 本人が「自分は蘇生を望む」と意思表示をしたものの 再びDNR指定がカルテに復活。 家族が病院側に抗議している間に亡くなってしまった 英国のJanet Traceyさんのケースについて、…
「臓器提供安楽死」の提案(詳細は文末にリンク)など、 当ブログでも何度も取り上げてきたトンデモ生命倫理学者のJulian Savulescuが 9月26日、シドニー大学の新しいウェブ・サイトthe Clinical Ethics Resourceの立ち上げを祝して 講演するようです。 タ…
障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言、以下からDRできます。:一度ちゃんと読まないと。 http://firestorage.jp/download/a48f0a17a64077e44fa56e7ae155dc036a92d670 中国で精神障害のある男性が斧で通行人を襲い、大人4人と子ども2人を殺害。…
米国のHPVワクチンに関する州ごとの法制化について NYTが簡単に取りまとめている。 まず、 「法制化が提案されたものの、 後に取り下げられたり、委員会に送られたきりになった州」が 少なくとも22州。 ニュー・メキシコ州では2007年に法案が州議会を…
その大半を非常勤講師としてであったにせよ、 大学を卒業して以来、2年前の春にリタイアするまで 30年以上「英語の先生」をやっていた間には、 「忘れ難い学生さん」や「学生さんの忘れ難いセリフ」との出会いがあれこれとあった。 その1つが 「ボクの全身の…
日本語記事 英国で「奴隷」を保護=最長15年監禁、5人逮捕 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110913-00000011-jij-int 【関連エントリー】 世界の「奴隷労働」を、拾った記事から概観してみる(2011/1/20) 英国の子ども病院の医師らがヨーロッパ諸国に向…
先日、60代の友人と食事をした時に、 「私は余計なことをせずにさっさと死なせてほしい。 できれば麻酔をかけて眠っているうちに殺してほしいくらいだ」と 彼女が言うのに、なんとも割り切れない気持ちになった。 その人の話は概ね、こんな感じだった。 数…
またも英国のDr. Deathこと Dr. Michael Irwin(79)がコトを起こそうとしている。 Sussex州、Eastbourneのケア・ホームで暮らしている91歳の女性は 酷い関節炎と視力の低下で、これ以上生きているのは耐えられないと言い、 この数カ月の内にDr. Irwinに伴わ…
ゲイツ財団が、 先頃グローバル・ヘルス部門の責任者を退職したTachi Yamada氏の後任として、 スイスに本拠地を置くビッグ・ファーマ、Novartisから グローバル開発部門トップの役員を引き抜こうと狙っているらしい。 スイスの新聞が報道した。 ノバルティス…
9月5日、世界医師会(WMA)と 健康と人権組織国際連盟(?)International Federation of Health and Human Rights Organisationsが 強制不妊は身体的、精神的な健康を甚だしく損ない、 生殖を巡る自己決定権と人権を侵害する暴力であると弾劾。 不妊手術…
米国マサチューセッツ州で来年に自殺幇助合法化の住民投票を実現させようとする運動が申請していた署名向けアンケートの23の質問の文言に、検察局からOKが出た。:いよいよWA州で行われたような合法化に向けたすさまじい運動が本格化するのでしょう。そして…
ProPublicaが継続している 製薬会社、医療機器会社と医師との金銭関係に関する調査報道Dollars for Doctorsで、 ここ数日、ビッグ・ファーマを巡る新たなデータや分析結果があれこれと出ている。 以下の記事は読めているわけではなく、 補遺に拾うことを念頭…
英国の地方紙で、 双極性障害の息子を持つ母親が 障害のある子どもと介護者への支援が、子どもが成人すると切れてしまうことについて 子ども・青年期から成人期への切れ目のない支援の必要を訴えている。 息子のJoe Paraskevaさんは現在21歳で、 病院の入り…