2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

来年ロッテルダムで国際生命倫理学会「生命倫理と未来、生命倫理の未来」

第11回国際生命倫理学会、 来年6月26~29日までオランダのロッテルダムで。 テーマは Thinking Ahead: Bioethics and the Future, and the Future of Bioethics 先を読み考える: 生命倫理と未来、そして生命倫理の未来 議論される問題は 医療における未来の…

2011年9月6日の補遺

4日のエントリーで取り上げた英では2009年以降、少なくとも44件の自殺幇助事件が不起訴にのニュースと、そこでの公訴局長のコメントに対して、自殺幇助合法化に反対してきたCristina Odone氏がTelegraphで反論。論旨は、上記エントリーでの当ブログの批判と…

「ケアラーたちの本当の顔:英国介護者週間2011」を訳してみました

英国の介護者週間については何度かエントリーで取り上げていますが、 7月にも以下のエントリーで今年のケアラーズ・ウィークについて紹介しました。 ケアラーの本当の顔:英国ケアラーズ・ウィーク2011(2011/7/5) その、ちょっと不思議な今年のテーマ「ケア…

2011年9月4日の補遺

LA Timesに、治癒が見込めないガン患者が家族と過ごす時間を持てるよう延命治療を行うことの可否の判断は、保険会社ではなく医師にゆだねられるべきだ、との論考。てことは現在は保険会社が判断し、給付を拒否している、ということ。:“無益な治療”議論や“死…

英では2009年以降、少なくとも44件の自殺幇助事件が不起訴に

2009年以降、警察が英国検察局に 証拠が確かだとして送った自殺幇助事件は44件。 多くはターミナルな患者が近親者の幇助を受けて自殺したケースと 近親者に付き添われてDignitasへ行き自殺したケースと見られるが、 しかし、44件以外にも、警察が捜査を見送…

やっぱり不思議な「ワクチン債」、ますます怪しい「途上国へワクチンを」

8月31日の朝日新聞朝刊に、 三井住友フィナンシャルグループの「ワクチン債」の大きなカラー広告が出ていた。 キャッチは 「投資で始める、あなたの支援」。 「ワクチン債とは」に続く説明は 「70カ国以上の発展途上国の子どもたちに」 ワクチン接種の機会を…

「アシュリー事件」という本を書きました

当ブログは、2007年初頭にアシュリー事件と出会い、 その不可思議を追いかけるという作業に問答無用で引きずり込まれたことから始まり、 事件との出会いから既に5年近く、事件を検証すると同時に、 事件を通じて見えてきた英語圏の医療倫理の話題を追いかけ…

HCRの成長抑制論文にBill Peace, Clair Royらが反論の書簡

イエ~イ!! やってくれました!! 2007年から「アシュリーは私だ」と言い続けている障害当事者のBill Peaceと 一貫してブログで成長抑制療法を批判し続けてきた重症児の母Claire Roy、 Armand H. Matheny Antommaria, Chris Feudtner, Anna Stubblefieldの…

2011年9月1日の補遺

本人が知らない内にDNR(蘇生無用)指定にされていた英国のJanet Traceyさん。当該NHSの違法行為として遺族が提訴。 http://www.leighday.co.uk/News/2011/August-2011/Leigh-Day-serve-judicial-review-and-human-rights-c 世界で一番金持ちのゲイツ財団か…

ワシントンD.C.のパラ・トランジット運転手組合が長時間勤務で安全リスクを訴え

8月8日に メトロやバスに乗れない障害者には個別シャトルで平等なアクセスを保障(ワシントンD.C.)の エントリーで紹介したパラ・トランジットの、ちょっと気になる続報。 運転手らが13時間ものシフトを強いられて 利用者、運転手、双方の安全が脅かされて…