2011年9月14日の補遺

障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言、以下からDRできます。:一度ちゃんと読まないと。
http://firestorage.jp/download/a48f0a17a64077e44fa56e7ae155dc036a92d670

中国で精神障害のある男性が斧で通行人を襲い、大人4人と子ども2人を殺害。:中国はもともと障害者に対する差別意識が強い印象があるので、この事件でさらに差別的な施策がとられるのではないかと心配。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/sep/14/axe-attack-china?CMP=EMCGT_140911&

9月12日のエントリー「ゲイツ財団、ビッグ・ファーマ・ノバルティス役員の引き抜きへ」の続報。Novartisの開発部門のトップ Trevor Mundel氏が12月をもって退職し、ゲイツ財団のグローバル・ヘルス部門(途上国でのHIV結核マラリア、ポリオ撲滅のための治療薬とワクチン開発を中心に、総額147億ドル以上のグラントを出している)の役員に就任することが、いよいよ正式に発表された。Mundel氏のノバルティスでの功績は、MSの治療薬Gilenyaを去年米国で、今年初めにヨーロッパで相次いで売り出したことだとか。
http://online.wsj.com/article/SB10001424053111904265504576568272823313408.html
http://www.marketwatch.com/story/gates-foundation-names-dr-trevor-mundel-to-lead-global-health-program-2011-09-13

ウォーレン・バフェットがバンカメの株を買ったけど、インサイダーの疑いは?:この記事の内容と関係があるのかないのか分からないし、特にエビデンスがあって言うことじゃないけど、バフェットは株資産の一定割合をゲイツ財団に提供していて、そのバフェットとビル・ゲイツの2人がポーカーしながら相談しあって、互いの投資の戦略を練っているというんだから、その投資がそのまま既に十分、株価のコントロールになっていたりする……なんてことは? それに上記、ノバルティス関連の記事だって2本とも経済記事。ゲイツ財団の動向や投資行動は、そのままダイレクトに株式市場に影響していく。
http://www.mogulite.com/warren-buffett-insider-trading/


米国国税調査では、一番貧困率が低いのは白人で、この不況で一番経済的な打撃を受けているのはアフリカ系アメリカ人で、無保険者の割合が一番上がっているのはアジア人で、同じ移民でも米国に帰化した人に比べて気化していない人は貧困率が高く、世帯ごとに最も収入が多いのはアジア人。この記事の結論は、医療施策を云々する際には、たぶん「(平均じゃなくて)中間値を使えよ、オプラとかビル・ゲイツみたいな人たちが現実を別物に塗り替えて見せられないように」と。
http://dcentric.wamu.org/2011/09/five-facts-about-race-poverty-and-health-insurance/

米国の貧困率が3年連続で上がり、ついに15.1%という記録的な数値に。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/sep/14/us-poverty-levels-record-high?CMP=EMCGT_140911&

途上国の肥満問題解決策として、バスを無料化してはどうか、という提案。:こういう視点がゲイツ財団やIHMEのGBDプロジェクトなんかの「科学とテクノの簡単解決文化」には欠落しているんだけど、こういうの、良いと思う。米国のパラ・トランジットについて某MLに投稿した際に、現地情報をくださった方のお話しの中に、「郊外からパラ・トランジットを使って毎日バスで中心部に行き、スタバでコーヒーを一杯飲んでくるおばあさん」のエピソードが語られていて、スタバなんて今どきどんな郊外にだってあるけど、その人には繁華な中心部のスタバに毎日でかけることに意味があるのだし、それが介護予防となり医療費や介護費の削減効果もある、と。あれは印象的なエピソードだった。
http://www.canberratimes.com.au/news/local/news/general/free-bus-rides-may-aid-weight-loss/2291049.aspx?src=enews

あるのは知っていたけど、初めてマジで読んでみた「9・11自作自演説」。日本語「911十周年で再考するテロ戦争の意味」by 田中宇
http://tanakanews.com/110914WTC.htm

英国MI5の前チーフがテロリストと対話を、と呼び掛け。:上記の田中氏の記事によると、米国は密かにアルカイダと協議していることを認めたとか。
http://www.guardian.co.uk/uk/2011/sep/13/former-mi5-chief-urges-terrorist-talks?CMP=EMCGT_130911&


「災害弱者」が見た大震災 福島の障害者支援施設長 高崎で講演
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110914/CK2011091402000072.html

昨日、英国で“保護”されたはずの“奴隷”24人のうち、9人が警察の手入れや容疑そのものを否定し、捜査への協力を拒否しているらしい。一人は、奴隷状態に監禁されていたはずの自分の家に強引に戻ったとか。どこへの行くあてのない自分たちに、まがりなりにも仕事と住まいをあてがってくれたのだ、と主張しているみたい。でも、この記事によると、3月にも英国各地で、それぞれ20人、8人、7人が保護され、6月にも大規模な奴隷キャンプが摘発されていて、英国内に人身売買の犯罪組織があるとされている。:そういえば去年10月にも、子ども7人を含むルーマニア人が英国北部の農場で奴隷労働に従事させられていたニュースがあった。日本にも、「そんな条件でそんな危険な仕事を……」と言われても、「でも仕事もなく住処もないホームレス状態よりは」と言う若者がいる……? トンコさんのこちらのエントリーの「日本の原発奴隷」を思い出した。
http://www.guardian.co.uk/uk/2011/sep/12/rescued-man-criticises-slavery-raid?CMP=EMCGT_130911&

この前、米国AARPが出した州ごとの介護の質ランキングがよく分かる色分け地図。どの州でも、この結果はニュースで取り上げられており、これはオクラホマ州の記事。
http://www.tulsaworld.com/news/article.aspx?subjectid=17&articleid=20110910_17_A17_AsAmyB238915



英国のケア・ホームの平均入所期間は2年半で、平均費用は年間26000ポンドだって。:そりゃ「家を売らないと入れない」と言われるはずだわ。
http://www.ftadviser.com/FTAdviser/Insurance/HealthcareAndProtection/LongTermCare/News/article/20110914/713e9774-dea1-11e0-a090-00144f2af8e8/CII-reveals-average-longterm-care-bill.jsp

子どもが生まれて父親になると、テストステロンのレベルが5年以上の間、低下するんだそうな。:なんだ、生物学的に男も子育てにエネルギーを注げるようにできているのか。
http://www.guardian.co.uk/science/2011/sep/12/testosterone-drops-men-become-fathers?CMP=EMCGT_130911&

ユニセフが「英国の親が長時間労働をするようになり、埋め合わせのために子どもに高級なモノを与えている」と。
http://www.guardian.co.uk/society/2011/sep/14/uk-children-stuck-materialistic-trap?CMP=EMCGT_140911&

コレステロールが高い人はアルツハイマー病のリスクが大きいですよ、と日本の九大チームがNeurology誌に。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/234265.php

ビタミンB6とB12、それから葉酸が脳の委縮を抑えます。
http://www.guardian.co.uk/science/2011/sep/13/b-vitamins-alzheimers?CMP=EMCGT_140911&