「医療費を払えないなら呼吸器依存の移民は自国に帰って」とアリゾナ州の病院
Arizona州Phoenixで19日に
サッカーをやっている最中に倒れて意識を失った男性 Joses Cornelioさん(23)は
Banner Good Samaritan病院で呼吸器をつけている。記事によると原因は不明。
サッカーをやっている最中に倒れて意識を失った男性 Joses Cornelioさん(23)は
Banner Good Samaritan病院で呼吸器をつけている。記事によると原因は不明。
Cornelioさんは子どもの時に米国にきたメキシコ生まれの移民で、
市民権はとっておらず、健康保険にも入っていない。
市民権はとっておらず、健康保険にも入っていない。
妻の話では
Cornelioさんは妻の語りかけに反応し、手を握り返してくるというが、
Cornelioさんは妻の語りかけに反応し、手を握り返してくるというが、
病院側から1週間の内に転院先を探すよう求められ、
それがかなわない場合には2つの選択肢を提示されたという。
それがかなわない場合には2つの選択肢を提示されたという。
妻は
「夫は回復しようとがんばっているんです。
でも病院は“費用をいったいだれが払うの?”って」
「夫は回復しようとがんばっているんです。
でも病院は“費用をいったいだれが払うの?”って」
まず、すぐに思ったのは、
これはもう“無益な治療”論ですらなく、
“無駄な医療費負担”論では、ということと、
“無駄な医療費負担”論では、ということと、
それから、すごく気になることとしては、
記事に寄せられたコメントをざっと眺めてみると、
こうした問題が移民への排斥感情に直結していきそうなこと――。
記事に寄せられたコメントをざっと眺めてみると、
こうした問題が移民への排斥感情に直結していきそうなこと――。
これは以下の事件などを通して08年あたりから気がかりだったこと。
なお、
これまでに合法移民の患者がターゲットになった“無益な治療”事件で
当ブログが拾っているのは、少なくとも以下の3件。
これまでに合法移民の患者がターゲットになった“無益な治療”事件で
当ブログが拾っているのは、少なくとも以下の3件。
②今年、ヴァージニア州 Nyrahabiyambere事件
延命停止に不同意の家族からは決定権はく奪、病院推薦の代理人が同意(2011/3/6)
家族から代理権をはく奪して中止された移民女性の栄養、法律からの提訴で再開(2011/3/13)
延命停止に不同意の家族からは決定権はく奪、病院推薦の代理人が同意(2011/3/6)
家族から代理権をはく奪して中止された移民女性の栄養、法律からの提訴で再開(2011/3/13)
③今年、カナダのRazouli事件(名前は記事によって s と z まちまち)
「“治療停止”も“治療”だから同意は必要」とOntario上位裁判所(2011/5/17)
「患者に選択や同意させてて医療がやってられるか」Razouli裁判続報(2011/5/19)
「“治療停止”も“治療”だから同意は必要」とOntario上位裁判所(2011/5/17)
「患者に選択や同意させてて医療がやってられるか」Razouli裁判続報(2011/5/19)