Ashley事件とAngela事件の接点はここに……?
豪で11歳重症児の子宮摘出、裁判所が認める(2010/3/10)
Angela事件(豪):事実関係の整理(2010/3/10)
Angela事件の判決文を読む 1(2010/3/11)
Angela事件の判決文を読む 2(2010/3/11)
重症児の子宮摘出承認でダウン症協会前会長・上院議員が検察に行動を求める(豪)(2010/3/13)
Angela事件(豪):事実関係の整理(2010/3/10)
Angela事件の判決文を読む 1(2010/3/11)
Angela事件の判決文を読む 2(2010/3/11)
重症児の子宮摘出承認でダウン症協会前会長・上院議員が検察に行動を求める(豪)(2010/3/13)
そして、その判決文を読んでみたところ、
一見、理由として挙げられていると見える、けいれん発作や貧血は現在は収まっており、
侵襲度の高い手段によって早急に対処する必要のあるような「健康問題」も
まして「命の危険」に当たる事実もなく、
一見、理由として挙げられていると見える、けいれん発作や貧血は現在は収まっており、
侵襲度の高い手段によって早急に対処する必要のあるような「健康問題」も
まして「命の危険」に当たる事実もなく、
むしろ判決文の書き方には多くのマヤカシや隠ぺいのトリックが仕掛けられていること、
その「文章のサブリミナル」とでも呼びたいトリックが
Ashley事件の主治医らの06年論文と同じヤリクチと思えることを
以下の2つのエントリーで指摘しました。
その「文章のサブリミナル」とでも呼びたいトリックが
Ashley事件の主治医らの06年論文と同じヤリクチと思えることを
以下の2つのエントリーで指摘しました。
Angela事件の判決文は、Ashley論文(06)と同じ戦略で書かれている 1(2010/3/17)
Angela事件の判決文は、Ashley論文(06)と同じ戦略で書かれている 2(2010/3/17)
Angela事件の判決文は、Ashley論文(06)と同じ戦略で書かれている 2(2010/3/17)
まさか、こんなに早く行き当たるとは思っていませんでした。
今日、以下のLancetの論文を見つけました。
今日、以下のLancetの論文を見つけました。
Maternal mortality for 181 countries, 1980-2008: a systematic analysis of progress towards Millennium Development Goal 5
The Lancet, April 12, 2010
The Lancet, April 12, 2010
1980年から2008年まで181カ国の出産時の死亡件数の統計を分析した研究。
大きく改善が見られるという結果の公表については、
改善が報告されると、先進国から途上国への援助が鈍るとして
Lancetに掲載を見合わせるよう圧力がかかったとNYTimesが報じたことから、
ガーナの母子保健関係者がIHMEのディレクターMurray医師の発言に反発し、
今度はMurray医師が誤解だと反論するなど、
現在ちょっとした騒ぎを巻き起こしている論文です。
改善が報告されると、先進国から途上国への援助が鈍るとして
Lancetに掲載を見合わせるよう圧力がかかったとNYTimesが報じたことから、
ガーナの母子保健関係者がIHMEのディレクターMurray医師の発言に反発し、
今度はMurray医師が誤解だと反論するなど、
現在ちょっとした騒ぎを巻き起こしている論文です。
しかし、ここで目を引かれるのは、その騒ぎではなく、
上記リンクのNY Timesの記事の、以下の一節。
上記リンクのNY Timesの記事の、以下の一節。
The new report comes from the University of Washington and the University of Queensland in Brisbane, Australia, and was paid for by the Bill and Melinda Gates Foundation.
(ゴチックはspitzibara)そうと知ると気になるので、上記Lancetの当該ページを覗いてみると、
論文著者はWashington大学IHMEの所長Murray医師を含む9人で、
一人を覗いて全員がIHMEの所属。
論文著者はWashington大学IHMEの所長Murray医師を含む9人で、
一人を覗いて全員がIHMEの所属。
それで思い出して、
Murray医師が考案したDALYに関するエントリーを覗いてみたところ、
IHME所長として招聘されたばかりのMurray医師に関するSeattle Post-intelligencer紙の記事内容を
私自身が08年に以下のようにまとめていました。
Murray医師が考案したDALYに関するエントリーを覗いてみたところ、
IHME所長として招聘されたばかりのMurray医師に関するSeattle Post-intelligencer紙の記事内容を
私自身が08年に以下のようにまとめていました。
3月にAngela事件を聞いた時に思い出せなかったのが迂闊でした。
ついでに、
IHMEのGlobal Burden of Diseaseプロジェクトについて書いたエントリーを覗いてみたところ、
このGBDプロジェクトに参加しているのはWHOの他、
米国のWashington、Harvard、Johns Hopkinsと、豪のQueenslandの4大学――。
IHMEのGlobal Burden of Diseaseプロジェクトについて書いたエントリーを覗いてみたところ、
このGBDプロジェクトに参加しているのはWHOの他、
米国のWashington、Harvard、Johns Hopkinsと、豪のQueenslandの4大学――。