トランスヒューマニズム
アメリカ政府は本気でトランスヒューマニストと同じ方向を向いているのだなぁ、 と、思わせられる資料を以下に。 CONVERGING TECHNOLOGIES FOR IMPROVING HUMAN PERFORMANCE June 2002 National Science Foundation Department of Commerce 全米科学基金と米…
おそらく、 Internet ExploreやOutlookの開発者の頭が悪いはずはないのでしょうが、 Ramez Naamの著書を読むと、正直、 この人の知的能力は特定の分野だけに限定されたものなのかなぁ…… と、ちょっと首を傾げたくなってくるのも事実。 でも、だからといって…
以前のエントリーでRamez Naamの描く、 「みんなで頭が良くなって長生きすしようねっ」的ユートピア近未来像を紹介しましたが、 世界トランスヒューマニスト協会のサイトの感触では、 Naamは彼らのサークル内で、小粒だけど“若手ホープ”という感じの人。 そ…
サルのクローン胚からES細胞ができた、とのニュースを受け、 トランスヒューマニズム系のブログpracticalethicsに以下の2本のエントリーが。 まず11月14日にはDominic Wilkinsonによる Clone human embryos not monkey embryos サルのクローン胚では…
トランスヒューマニストたちの言うことの中から、 彼らの人間観というものに目を向けると、 あまりにも索漠とした感じがするのですが、 そのパサパサ・冷え冷えした感じの中から立ち上がってくる感想が2つあって、 まず、その1つは、 彼らの人間観の中には…
トランスヒューマニストたちが思い描く理想の未来像が、 どれほど他愛ないかという話を。 Internet Explorer とOutlookの開発者の一人で Ashleyの父親ともマイクロソフトつながりのある Ramez Naamというトランスヒューマニストの著書から。 実際に老化を遅…
ワトソンの問題発言騒動を巡って、 「リベラルでも保守でもない、敢えて呼ぶなら尊厳派」を標榜する サイト Mercator.Net に Michael Cook という人が エッセイ There’s more to life than discovering DNA(10月19日)を書いています。 Watsonのこれま…
既にあちこちで取り上げられているようですが、 DNAの構造を解明したノーベル賞受賞者James Watsonの人種差別発言が問題になっているとか。 「アフリカ人はヨーロッパ人よりも知的レベルが低い」という意味の発言をし、 予定されていた講演の中止が相次ぐ…
何かとお騒がせのDNA研究者Craig Venterが、 研究室の化学物質から人工的に染色体を作った、 つまり世界初の新たな人造生命体が誕生したことを近く発表するとのこと。 報じているのは10月6日のthe Guardianの記事 I am creating artificial life, decl…
カーツワイルの「ポスト・ヒューマン誕生」の中でHughesやBostromらと同じく引用されている人物に、Ramez Naamという人がいます。やはりthe Institute for Ethics and Emerging Technologies(IEET) のディレクターの一人で、同じく世界トランスヒュー…
カーツワイルの「ポストヒューマン誕生」から、 本書の要旨がコンパクトにまとめられている箇所を以下に。 21世紀前半は3つの改革が同時に起きた時代であったと、いずれ語られることになるだろう。その3つとは、遺伝学(G)、ナノテクノロジー(N)、…
レイ・カーツワイル「ポスト・ヒューマン誕生:コンピュータが人類の知性を超えるとき」 井上健監訳 NHK出版 2007年1月15日 原著は The Singularity is Near: When Humans Transcend Biology 2005年9月 (タイトルを直訳すると「特異点は近いぞ…
トランスヒューマニズムとは、一体何なのか。当のトランスヒューマニストたちは、どのように定義しているのでしょうか。 世界トランスヒューマニスト協会(WTA/the World Transhumanist Association)のウェブ・サイトから。 WTAって、なに? 世界トラン…