2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

D医師が障害のある弟に言及し「障害者と親は分断している」

前のエントリーで先月1月18日のCalvin大での講演で 講演後の討議にDiekema医師の弟が参加していたことを紹介しましたが、 去年の1月、以下のthe Toronto Starの電話インタビューで Diekema医師は既に弟の存在に触れています。 “Pillow angel” treatment …

D医師、講演に障害ある弟を担ぎ出す

1月18日のDiekema講演の際に会場内外で抗議の声を上げビラを配った 障害者団体ADAPTの地元の2つの支部から当日の活動報告が出されていました。 色んなところを経由して以下のブログに転載されています。 Michigan ADAPT’s Ashley X Action the Roving Ac…

日本のAshley報道で起こったこと

市場テロでの無責任な報道から 事実と確認されたわけでもない物語が作られて一人歩きしている件で、 それでも次から次へと流れてくる刺激的なニュースに取り紛れて この事件も既に忘れられ始めているのが現実なのだと痛感するにつけ、 実は世の中にはそうい…

市場テロ 日本のニュース・タイトル

「知的障害者の女性に爆弾を巻きつけて遠隔操作で爆破させた」という物語が 一人歩きしているイラクの市場テロ事件ですが、 2月2日に日本のメディアがどういうタイトルでニュースを打ったかを以下に。 市場テロは知的障害ある女性に付けた爆弾…イラク軍報…

向精神薬はロボトミーとそれほど違わない?

「心は実験できるか――20世紀心理学実験物語」という本の中に、 ロボトミー批判は向精神薬にも当てはまると書かれた部分があり、 興味を引かれたので。 著者のロボトミーについてのスタンスは 「患者の苦痛を実際に軽減した面もあり 純粋な悪としてしまうの…

やっぱりおかしい市場テロ障害女性説

自前で取材したと思われるWPの以下の記事によると、 イラク内務省のスポークスマンは 「目撃者も警察も犯人の女性が2人とも知的障害者だったと言っている」 と述べたとのことですが、 米軍関係者は「そういう主張を裏付ける証拠はない」と。 After Months o…

ちょっと妙だよ、市場テロ障害女性説

以下のAFPの記事を読んでみました。 なんか、なぁ……この話、ちょっと怪しく思えてきたのですけど…… 「バグダッドの爆破犠牲者98人に上り米国は”狂っている”とアルカイダを非難」 US slams “twisted” Qaeda as Bagdad bombs toll rises to 98 AFP February …

バクダッドの市場テロ ダウン症女性との情報あるも

Yahoo!Japanで記事タイトルを見て、思わず唸った。 許せない。 市場テロは知的障害ある女性に付けた爆弾…イラク軍報道官 読売新聞 2月2日10時42分 以下のNYTimesの記事では、 イラク軍のスポークスマンがAP通信に語った話として 「自爆したのは知的障…

ギョーザだけじゃない中国製医薬品の汚染

日本で起きた中国製毒入りギョーザ騒動2日目の31日、 NYTimesには中国での白血病治療薬汚染の話が出ています。 国営の大規模製薬会社が作った白血病の薬が汚染されて 去年の夏に200人近い中国の癌患者らがマヒを起こしたとか。 この事件で上海警察が刑…

Caplan 施設ケアの改善を

前回のエントリーで紹介したMedill Reportの記事では、 脳性まひ協会や昨年5月のWUのシンポでも発言していた障害者団体のArcの Ashleyケースについての見解のほか 当初から批判していた倫理学者のArt Caplanの言葉などが紹介されています。 その中でCaplan…

Northwestern大のAshley講演

Northwestern大学・生命倫理学部の企画で毎週行われている講演の1つとして 1月31日に“訓話としてのAshley X”と題する講演があった模様。 原題は Ashley X as a Cautionary Tale。 講演者は同大学のMedical Humanities & Bioethics の准教授 Kristi Kirsc…