米政府NBICレポート

健康と身体能力改善の主要6テクノ(NBICレポート)

前回のエントリーで読んだNBICレポートの 主要6テーマのひとつ「人類の健康と身体能力の改善」の中で 具体的に項目として挙げられている6テクノロジーとは 1. ナノ・バイオ・プロセッサー NBICのテクノロジーを統合して人類の健康と身体機能の改善に役立…

「人類の健康と身体能力の改善」NBICレポート

米国商務省と国立科学財団の共催で2002年にまとめた ナノ、バイオ、インフォ、コグノの4テクノロジー (NBIC)の統合に関するセミナーのレポートを 少しずつ読んでいるところですが、 今回は、NBIC統合の主要6テーマの2番目、 「人類の健康と身体能力改善」の…

脳が解明されると人間はコンピューターになる(NBIC)

米国科学財団と商務省が共催したNBIC4分野の技術統合を巡るワークショップについて その長大なレポートの一部をつまみ読みしているところなのですが、 (これまで読んだ部分は「米政府NBICレポート」の書庫に) 主要テーマのひとつ「人間の認知とコミュニケ…

NBIC:否定される「テクノで人類滅亡のリスク」

NBICレポート第一章の8つの論文のうち、 NSF(米国科学財団)のMihail C. Roco 氏の講演の中で目に付いた 興味深い箇所について。 RocoはNSFの中でも米国科学技術会議のナノ関連サブ委員会の委員長、 財団と商務省が主催した2001年のNBICワークショップの中…

NBICレポート:モチベーションと展望 2

この回、前のエントリーの続きです。 NBICレポート第一章にあった8本の講演内容から いくつか特に目に付いた点を挙げると、 ① 米国科学財団のGingrich氏の講演で テクノロジー革命のスピードは、当初の基盤づくりの平坦な時期があった後に 急速に発展して伸…

NBICレポート:モチベーションと展望 1

米国科学財団と商務省が2001年に行った ナノ、バイオ、インフォ、コグノの4テクノロジーの統合がテーマのワークショップ。 翌年刊行された、そのレポートについて。 第一章に当たる Motivation and Outlook(モチベーションと展望)に掲載の 8本の論文…

「精神保健医療」

米国科学財団と商務省のNBICレポート Overviewの「精神保健医療」の項目では、 まず冒頭で 「多くの点で、人間の能力の改善において我々が直面する最も難しい課題は おそらく精神病の理解と治療であろう」と述べ、 過去200年間の精神医学が楽観と悲観を繰…

「人間のライフサイクルにおける肉体と精神」

米国科学財団と商務省が出している NBIC4領域のテクノロジー統合による人類の能力強化に関するレポート Overview (概観)の 「人間のライフサイクルにおける肉体と精神」という項目。 NBIC(ナノ、バイオ、インフォ、コグノ)のテクノロジー統合によって可能…

NBICレポート 2

現在、最初の Executive Summary とOverview を読んだところで その中から印象的な部分を拾ってみると、 まずNBICの4分野がどのように統合・協働できるかというイメージは 認知(Cogno)の科学者が考えたことを ナノ(Nano)の専門家が作り、 生物学(Bio)…

米政府NBICレポート 1

7月1日のエントリー「UW周辺の動きと米政府のNBICレポート」その他で触れたものですが、 米国科学財団と商務省が2002年にまとめた 「人類の能力強化に向けたテクノロジーの統合」という400ページ近いレポートがあります。 2001年12月3,4日の両日、 …