2010-10-25から1日間の記事一覧

2010年10月25日の補遺

10月19日、ロンドンのRoyal Geographical Societyにおいて、自殺幇助合法化に関する討論会が開かれ、反対側が、Oxfordの前ビショップのRichard Harris、Alex Carlile 卿と、Patric Paddy Stone 卿、賛成側がロンドン大学経済学部の法学教授Emily Jacksonとお…

ハリケーン・カトリーナ:メモリアル病院での“安楽死”事件 5/5: その後・考察

9月11日、カトリーナの上陸から13日後に、 病院から引き上げられたのは45の腐乱した遺体だった。 警察の捜査では、24人に安楽死が行われたと判断されたが、 検察は最終的に立証可能なのは目撃証言がある7階の4人のみと考えた。 約一年後のPou逮捕の翌日、Fo…

ハリケーン・カトリーナ:メモリアル病院での“安楽死”事件 4/5: Day 4

Day 4 (9月1日 木曜日) Tenet社が何台ものヘリコプターを手配。 軍のヘリや警察も来て、救助活動が一気に活発化する。 が、ニューオリンズの治安は悪化する一方で、 警察は病院の警備を午後5時で打ち切るとして、 それまでに患者の避難を終えるよう病院に…

ハリケーン・カトリーナ・メモリアル病院での“安楽死”事件 3/5: Day 3

Day 3 (8月31日 水曜日) カトリーナの上陸から48時間。メモリアルの補助発電機が止まる。 7階ではバッテリー作動となった7人の呼吸器のモニターからアラームが鳴り響いた。 約30分後にメモリアルの看護師がやってきて、急いでヘリパッドまで連れてこい…

ハリケーン・カトリーナ:メモリアル病院での“安楽死”事件 2/5: Day 1 とDay 2

Day 1 ( 2005年8月29日 月曜日) カトリーナが迫りくるニューオリンズでも最も標高の低い地域に建つメモリアルには、 200人以上の患者と600人の職員を含む2000人近くが避難していた。 午前4:55、電気が断たれ、病院の補助発電機が作動。 医療機器のための…

ハリケーン・カトリーナ:メモリアル病院での“安楽死”事件 1/5: 概要

この疑惑に関する05年当時のCNNニュースを翻訳紹介してくださっている方のブログ記事。 カトリーナ直撃の病院で重症患者に安楽死?2005.10.13(2006/9/23) ニューオリンズから、アメリカを学ぶ 当時、私は英語ニュースをチェックし始めたばかりで、 まだ今の…