2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2010年6月14日の補遺

単身ヨット航海中に行方不明になっていた16歳の米国少女は無事に保護されたけど、16歳にそんなことをさせた親に非難が出ている。:出るだろうと思ったけど、でも同じ人たちが、豪の少女が無事に帰った時には手をたたいたのではなかったか。この場合のマ…

Googleとトランスヒューマニストらが “シンギュラリティ(特異点)大学”を立ち上げ

NY Timesに「唯の人間なの? まー、時代遅れだこと」というタイトルの記事。 Merely Human? That’s So Yesterday The NY Times, June 11, 2010 グーグルの幹部やトランスヒューマニストらが出資して2008年に the Singularity Universityなるものが立ち上げら…

GSKが日本で7~17歳を対象にパキシルの臨床実験、現在“参加者をリクルート”中

……という、非常に気になる情報を拾ってしまいました。 以下の記事前半の大まかな内容は、 自殺リスクが高いとしてブラックボックス警告がつけられているにもかかわらず、 GlaxoSmithKlineは自殺リスクが最も高い年齢層である7歳から17歳をターゲットに Paxil…

NJ州の「無益な治療」訴訟:Betancourt事件

前から見知ってはいて、一度まとめておきたいと思いつつ果たせていなかった New Jersey州ElizabethのBetancourt事件。 今月中にも上級裁判所の判断が出るらしい。 去年、 1年以上呼吸器をつけた状態で会話が出来なくなっていたRuben Betancourt氏について 永…

2010年6月11日の補遺

今度は結核ワクチン。 http://mail.elsevier-alerts.com/go.asp?/bELA001/mHGLBH1F/qVZUBH1F/uMJ51KS1/xC45LH1F/cutf-8 米国の子どものメンタル・ヘルスにもっと力を入れねば、というLancetの記事。なんでも米国の子どもの21%には何らかのメンタルな問題…

2010年6月10日の補遺

MNTのグローバル・ヘルスの記事が、メディアの関連記事をいくつかリンクしているのだけど、ほとんどが経済記事だというのが、実に象徴的。Murray医師の発言やら、インドで儲けをあさるビッグ・ファーマやら、Gates氏がナイジェリアに行ったことやら。 http:/…

ビルダーバーグ会議 2010(6月3―6日)

欧米の超エリートが年に一度集って世界のあり方を協議するBilderberg会議については、 私は一昨日の晩にたまたまGates財団の動きをトラックしていた時に知ったばかりで、 そしたら、たまたま今年の会議が先週末に開かれたばかりだったという ラッキーなタイ…

Obama大統領生命倫理問題調査委員会Gutmann委員長の一問一答

Obama大統領の大統領生命倫理問題調査委員会のメンバー13人が選出され、 委員長にペンシルバニア大学学長Amy Gutmann氏を任命。 一問一答がWPに。 Q&A with Gutmann of Presidential Commission for Study of Bioethical Issues The WP, June 9, 2010 非常に…

”優生主義者ビル・ゲイツ、世界エリートの“陰のサミット”ビルダーバーグ会議に

前のエントリーを書く時に、 なんだか、とんでもないバケモノ情報に行き当たってしまったのですが、 Bill Gatesが去年米国で作った the Good Club (これが前のエントリーの内容)とは別に、 1950年代の早くから、世界政府とでもいうべき機能をもった秘密結…

ビル・ゲイツの音頭で米国の長者たちが各国政府の頭越しに世界人口抑制に取り組もうと合意

このところ、ゲイツ財団のカネが出回る先々に「家族計画」がついてくるのが気になって、 ネット上をごそごそしていたら、 こんなTimesの記事に行き当たった。 Billionaire club in bid to curb overpopulation The Times, May 24, 2009 去年5月5日に、Bill G…

2010年6月8日の補遺

子どもの成績を上げるために必要なモノは、課外授業、放課後の勉強、家庭教師、それから親からの尻叩きはもちろんだけど、決め手は同じ学校で同じ環境で勉強している友達の存在。:……と、UCLAの精神科医療の分野を含む科学者の方々がマジで研究してJournal o…

ゲイツ財団が途上国の「家族計画、母子保健、栄養プログラム」に更に150億ドルを約束

7日、Washingtonで開かれたWomen Deliver カンファレンスで Melinda Gatesさんが感動的なスピーチを行って 世界中の国々に母と子の命を救おうと呼び掛け、 グローバルヘルスの母子保健対策にゲイツ財団が 今後5年間で新たに150億ドルを提供すると約束。 Meli…

Connecticut 地方裁判所「人道的な目的であっても自殺幇助は違法」

これまで、あらまし追いかけてきた訴訟ですが、 自殺幇助を違法とする州法の規定から医師による自殺幇助を除外するよう求めて コネチカット州の2人の医師とC&Cが起こしていた訴訟で、 地方裁判所は彼らの訴えを却下。 その理由は、 ① 州法の文言もこれまでの…

知的障害男性の殺害容疑で13歳少女を含む7人を逮捕(英)

Times誌は近く電子版の有料化に向けて今月から紙面を一新し、 会員登録した人が記事を開くにも、その都度ログインを求められるようになったため リンクが張れず(張っても意味がないので)、タイトルのみになります。 Girl, 13, among seven arrested over m…

2010年6月6日の補遺

スコットランドの自殺幇助合法化法案で、同国の新聞がオンラインで投票をやっている。最初は賛成多数だったけど、5月26日段階では半々になっていたとか。自立生活ができない障害者も対象に含めている法案。 http://www.nrlc.org/News_and_Views/May10/nv0526…

WHOの豚インフル・ガイドライン著者らに、製薬会社との金銭関係が判明

記事の詳細までちゃんと読んで、まとめる余裕がないので、 以下は補遺向けにメモった内容に過ぎないのですが、 かなり重要なニュースかと思うので、とり急ぎ 今日の補遺はこの一点ということで。 豚インフルのパンデミックに備えてワクチンの備蓄を推奨する …

自殺幇助議論で、Campbellさんら障害者が議員をターゲットに“抵抗”キャンペーン

Not Dead Yet といえばStephen Drakeさんが率いている米国の運動体だとばかり思っていたら、 2006年に英国でも Not Dead Yet UK が立ち上げられていました。 リーダーは自殺幇助合法化に抵抗し続けている Baroness Jane Campbellさん。 去年、議会が合法化法…

2010年6月3日の補遺

英国で自殺幇助合法化の動きに関連し、障害者からの抵抗が相次いでいる。お馴染み Baroness Campbellと、Not Dead Yet から。 http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/law-and-order/7798414/Disability-campaigner-Baroness-Campbell-urges-MPs-not-to-rel…

「医師の姿勢で薬の効き方違う」と非科学的なことを言う、緩和ケアの「こころ医者」

なだいなだ氏の「こころ医者講座」を読んで、すぐに思いだし、 切り抜きを引っ張り出してきた。 今年3月18日の朝日新聞の地方版で、 鳥取県の「野の花診療所」の徳永進医師の 在宅ホスピスの取り組みを取材した記事。 最後まで家でなるべく快適に過ごせる…

なだいなだの「こころ医者」から「心の磁場」とか「尊厳」とか

なだいなだ……え? 図書館で文庫の背表紙を見た時には、そんな驚きを感じたくらい、 なんというか、私にとってカンペキ「過去の人」になっていた。 思春期にせっせと読んだ記憶があるのだけど、そのうち、すっかり忘れて、 忘れていることすら一度も意識する…

2010年6月2日の補遺

昨日の障がい者制度改革推進会議・総合福祉部会。:「政府から依頼されて議論しているのに、われわれに何の連絡もなかった。部会の議論の中身が十分に反映されていない改正法案を拙 速に議員立法することは、(国と障害者自立支援法違憲訴訟団の)基本合意書…

ナミビアでHIV感染女性への強制不妊手術に抗議デモ

HIV感染を診断された後、ちゃんとした説明もなく 本人の同意もなしに不妊手術を施されたNamibiaの女性3人が、 政府を相手取って損害賠償を求める訴訟を起こしている。 人権団体の調べでは2008年以降、同様の被害が15件確認されている。 The Legal Assistance…

統合失調症のスペイン人男性にDIY自殺キットを渡したとして、Dignitasに捜査

39歳のスペイン人男性が統合失調症を患っているにもかかわらず、 その精神状態について、わずか数行の説明でごまかした文書で、 チューリッヒの婦人科医に処方させ、 DIY自殺キットを手渡したとして、 スイスの医療当局がDignitasに調査を開始。 この記事に…