2011年10月6日の補遺

Kevorkian医師の描いた絵画、あの有名な写真で来ていた青いカーディガン、さらに有名な「自殺幇助装置」がオークションに。
http://www.businessinsider.com/jack-kevorkian-auction-paintings-2011-10

オーストラリアで電車にはねられて亡くなった3歳の男の子の両親が臓器提供に同意。「これで息子の命は無駄にならない」と。:こういうのが“まだ”トップ扱いでニュースになっていることに、ちょっとほっとはするものの、それにしても命ってのは、その人が「生きた」ということだけでもって既にして「無駄にはなっていない」と考えるのが正しい……という類のものだと思うのですが――?
http://www.canberratimes.com.au/news/national/national/general/parents-donate-young-sons-organs/2315166.aspx?src=enews


上記デモで、ガウタマ・シンラン・ソリドゥスさんのブログに、とても象徴的なYouTube動画がある。テラスからシャンパン片手にデモを文字通り「高みの見物」しているウォール街のエリートさんたち。:でも、このエリートさんたちだって、もっと高いところからもっとバカ高いシャンパン片手に見降ろされているんだと思うんだけど。うん。たぶん、クラウド・コンピューティングの上に着々と準備されつつある世界政府コントロール・ルームという”雲”の上から。
http://blogs.yahoo.co.jp/solidussolidarity/35226499.html

そのクラウド関連で、名前を聞くだに心の中が真っ黒な不安で塗りつぶされそうなほど恐ろしいカンファが11月に立ちあげられるみたい。その名も、Pharma Cloud World Europe。立ち上げるのは Health Network Communications。これがどういう団体で、どこに繋がっているのか……。コワくて、すぐには検索してみる勇気がない……。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/235455.php

こっちもなんだかなぁ……あれこれと妄想が広がってしまいそうなカンファ。Appropriate Healthcare For Developing Countries。これも今回が初。立ち上げたのはthe Institution of Mechanical Engineers。欧米社会の諸々を前提に作られた医療機器が途上国に送られているけど、道路もロクに舗装されていない国で救急車や、クリニックに電圧が違う透析機なんかをもっていって何の役に立つのか。もっとカネがかからない、その土地の生活に応じた機器や医療のやり方を工夫しないと、という話らしい。:これはカンファがコワいんじゃなくて、こういう話から透けて見えてくる現状というか実態というか、に、やっぱりワクチンの構図を思わせられるのがコワい。実際に途上国でどのように命が救われているかどうかではなく、大事なのは実は途上国には売れる、途上国支援だと言えばカネが集まり回る、ということなんでは、というような……。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/234034.php

Appleの創設者で元CEOのSteve Jobs死去。56歳。Bill Gatesを筆頭に各界著名人の弔辞コメント。:56歳は若いけど、科学とテクノの億万長者もやっぱり普通に死ぬんだということに、なぜともなく安堵したりして。
http://www.macobserver.com/tmo/article/apple_co-founder_steve_jobs_passes_away_at_56/
http://www.macobserver.com/tmo/article/bill_gates_i_will_miss_steve_immensely/

ジョブス氏死去のニュースで頭に浮かんだのは、遺伝子診断でパーキンソン病になる確率が高かったのを気に病んで、治療法研究に大枚を投じ、予防のために生きると決意していたGoogleの創設者のこと……だったんだけど、こちら、いわゆる「消費者直結型DTC」の遺伝子診断の精神的な悪影響に関する研究。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/235452.php


英国のNottinghamshireで自治体がテレケア・サービス提供へ。:テレケア(遠隔介護)とは、要介護者とその周辺環境をセンサーだらけにすること?
http://www.guardian.co.uk/social-care-network/2011/oct/05/nottinghamshire-council-telecare?newsfeed=true

米国のテレケアについては去年、書いたことがある ↓
テクノロジーによる遠隔介護支援システム(米国)介護保険情報」2010年9月号

その記事は、こちらと合わせ読んでもらったら面白いと思うのだけど ↓
米国で認知され始めた「介護の力」介護保険情報」2011年2月号



クローン技術でヒト万能細胞作製…米チーム(日本語記事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111006-00000120-yom-sci

知的障害、受胎時に父親が年を取っていたというケースが多い?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/235459.php


アメリカのナーシング・ホームが入所者をホームで治療するか病院に送るかの判断は、その人がどういう保険に入っているかが左右する。:でもって、その人がホームで治療されるのが幸せか、病院に入院するのが幸せかを左右するのは、たぶんホームのケア体制と姿勢、受け入れ側の病院でその人の治療に当たるスタッフの体制と姿勢では、と。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/235453.php

メディケアの患者が脳卒中や骨折で入院したら、退院後はナーシング・ホーム送りになる確率が高い。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/235445.php

国家戦略会議でTPPを議論 来週にも初会合 藤村長官が表明:昨日のエントリー関連(かも)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111005-00000520-san-pol