たかがWiiを巡る騒ぎ

Wiiスポーツに代表されるアクティブなゲームが
実際のスポーツの代わりになるかどうか
燃焼エネルギーがどのくらい違うのか、
という話題をCNNも取り上げていました。

Video games can slim kids
CNN Video, December 21, 2007

これまた誰が考えても「当たり前じゃん、そんなの」という結論で、

実際のスポーツの代わりにはならないけど、
アメリカの子どもたちが1日平均4時間もテレビを見ていることを考えれば、
じっとテレビを見たり指先だけのゲームをするよりはマシ、と。

本気でびっくりしたのは、
Wiiスポーツのボクシングとボウリングでの消費カロリーを
実際に同じ時間ボクシングやボウリングをやった時の消費カロリーと比較していたこと。

ボクシングで
Wiiで175キロカロリーに対して実際が384キロカロリー

ボウリングではもう少し差が小さくて
Wiiで168キロカロリーに対して実際が192キロカロリー

いずれもどのくらいの時間で比較したのだったか確認し忘れましたが、
それは、まぁ、どうでもいい問題でしょう。

医療問題担当キャスターのDr.Guputaがこういうデータを示して、
さらにイギリスのあれこれの研究にも触れながら、
上記のような至極当たり前の結論を語ると、
スタジオのキャスターが
「では、我々の子どもたちが健康な体を保てるようにしてやるには、
一体なにがベストな方法なのでしょうか?」と問う。

それに対してDr.Guputaは
「さぁ、私にも分かりませんが……うんぬん」

んな、あほな。
所詮ゲームはゲームでしょうが。

【追記】
また、「所詮はゲーム」の逆に、

ゲームはそのものが”目的”なのだから、
何かの”手段”に貶めたのでは、
ゲーム本来の価値が損なわれてしまう、とも……?


消費カロリーでもってゲームとスポーツを云々することは、
摂取カロリーだけでもって
「おやつが食事の代わりになるかどうか」
または
「食事のアンバランスを補うには、スナックとサプリどちらにすべきか」
を論じるのと変わらないように思うのですが、

いや、しかし。

世の中には点滴が食事の代用になるとマジに信じる世界もあるようだから、
案外にDr.Guputaはマジかも??

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【追記】
こんな任天堂ファンのブログ記事もありました。
Liverpoor John Moore's 大学って、こういう研究がよほどお好きなんでしょうか。