2010年11月29日の補遺

日本ケアラー連盟のブログができていた。
http://blogs.yahoo.co.jp/carer_jp

スコットランドの自殺幇助合法化法案、水曜日の投票を前に提出者のMacDonald議員が最後のアピール。
http://news.scotsman.com/scotland/Last-minute-push-to-progress.6643394.jp

英国上院に、Falconer議員を議長として、親族の自殺幇助合法化を検討する委員会。:なんなんだろう、この突然の動きは? 気になるけど、今日のところは本文まで読めない。
http://www.guardian.co.uk/society/2010/nov/28/assisted-dying-falconer-commission

ユニセフから、女性器切除をなくすためには社会のあり方を変えなければならない、とする報告書。
http://www.unicef-irc.org/publications/618


てんかん薬を飲んでいる女性が母乳で育児をしても、将来その子どものIQに影響はない、との調査結果。「女性のみなさん、良いニュースですよ」と記事は明るく書き出されているんだけど、IQに影響しないと分かれば、それで安心して母乳で……っての、なんか変じゃない? 最近ずっと引っかかっているのだけど、子どもの頭のよさとか成績のよさを保障することが、いつから科学研究の重要な目的の一つになったんだろう? それよりも、もっと調査すべき因果関係は他に沢山あるような気がするのだけど。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/209399.php

オーストラリアでここ数年議論になっている増え過ぎたカンガルーの殺処分問題で、殺処分を正当化するエビデンスはない、との研究結果。:たしかPeter Singerは殺処分に賛成の立場だったよ。
http://www.canberratimes.com.au/news/local/news/general/little-evidence-to-justify-roo-culls-research/2010538.aspx?src=enews

ロボット兵士やハイテク戦闘機器が導入されるにつれ、戦争は「安全」なものになるだろう、と。
http://www.nytimes.com/2010/11/28/science/28robot.html?_r=1&nl=todaysheadlines&emc=a2

それらハイテクで戦場がどうなるかというグラフィック(DRにちょっと時間かかりますが、それなりのグラフィックではあります)。無人戦車、無人戦闘機、無人小型潜水艦、センサーで敵兵を探知する無人ロボット兵士などなど。:確かに「安全な」戦争かもしれないけど、それは、出て行って闘う立場を想定した場合。テロ攻撃を受けることも含めて逆の立場を想定すれば、対応不能なほどに「危険」なものになるということなんでは? それとも、それは西側キリスト教世界のゼニとテクノロジーの力は絶対的に優位だという意識? どっちの側に立っても、「安全な」戦争が行われているところでは戦争が安全でなかった時代と同じ破壊と殺りくが行われているという事実に対して、感覚が鈍くなっていくんだろうな。じゃぁ、「安全な」戦争は、起こしやすい、起こりやすい戦争だということにも?
http://www.nytimes.com/interactive/2010/11/27/us/ROBOT.html?nl=todaysheadlines&emc=ab1

マイクロソフトキネクト・システム普及で、ビデオ・ゲームはWiiなどのコントローラによるものから自分の体の動きによって遊ぶものに変化していく?:ウチの子もそうなんだけど、Wiiは体の不自由な人たちにヴァーチャルな世界での遊びをある程度体験させてくれる優れモノではある。ただ、余りにもスピードやコントローラーの感度が上がると、対応できなくなるので、任天堂が一方でマイクロソフトキネクト系のさらなるハイテク度アップに追随するのはやむを得ないとしても、その一方でむしろ高齢者や身障者など、ちょっと緩やかな動きでヴァーチャルな遊びを楽しめるヴァリエーションを模索してくれるとありがたいなんだけどな~。
http://www.nytimes.com/2010/11/28/arts/video-games/28video.html?nl=todaysheadlines&emc=a26