2013年3月28日の補遺

【恐縮ですが、宣伝です】
雑誌『支援 Vol.3』できました! 特集は「逃れがたきもの、『家族』」
私も書かせてもらいました。よろしくお願いいたします。
詳細はこちら ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/66145517.html
写真はこちら ⇒ http://instagram.com/p/XZQVMeDvp_/


人工呼吸器の酸素濃度を下げ、筋弛緩剤を投与するという方法で7人の患者を殺害したブラジルの医師 Virginia Soares de Souza。2月に逮捕、起訴されたが、その後の捜査で300人も殺害した疑いが浮上している。2月には共犯者として他に3人の医師と看護師一人も逮捕。目的というのが、ベッドを空ける為とか。:なんだ、この事件?……でも英国の病院でLCPの機会的適用が行われているのだって、同じ目的だと言われている
http://www.guardian.co.uk/world/2013/mar/27/brazilian-doctor-investigated-hospital-deaths?CMP=EMCNEWEML6619I2

さすがに上の事件は日本でも報道されている ↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130328-00000039-reut-int

スコットランドマクドナルド議員がまたも提出したPAS合法化法案では、16歳からPASを可能にしよう、と。
http://www.freerepublic.com/focus/f-chat/3000756/posts

ベルギーでジャーナリストが「列車飛び込みや首吊りや入水なんて、見つけた家族がショックを受けるんだから、愛する人に囲まれてお別れが言える安楽死の方がよい」。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10450

2009年のFEN自殺幇助事件はいくつもの州にまたがった複雑な事件だったのだけど、去年になってミネソタ州で前会長のGoodwinほかが起訴されたみたいで、その中でGoodwinについては実際に幇助した事実がまったくなく情報提供のみだったとして不起訴に。FENそのものへの起訴や、Jerry Dincin(元会長)、Lawrence Egbert(FENの医師)への起訴取り下げの裁定申請は却下された。:Egbertって聞くとまだ顔が浮かんでくるくらい、FEN事件は当時リアルタイムで追いかけた。
多数の関連エントリーはこちらにリンク ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/65805049.html
http://www.ereleases.com/pr/judge-dismisses-charges-final-exit-network-president-assisted-suicide-case-131817

いくら言ってもみんな事前指示書を書かないから、事前指示書か医師が主導して考えさせ、医師の指示書として書かれる終末期医療の事前指示書POLSTをちゃんと書くように、誘導するためのアイデア・コンテスト。米CA州で。賞金は5000ドルなり。
http://medicalfutility.blogspot.jp/2013/03/get-5000-for-better-advance-care.html

Shared Decision Makingとかナントカ意思決定支援というのが、みんな上のコンテストまがいに胡散臭く思えてきた。
http://medicalfutility.blogspot.jp/2013/03/shared-decision-making-and-patient.html

ビル・ゲイツが「快感を損なわず効果の大きな新世代コンドームを開発した人に10万ドルあげる」と言いだして、世界中のメディアが大騒ぎしている。:これまでだと新世代トイレ、栄養価の高い新世代バナナ、新世代原発、あと何があったっけ?
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2298296/Bill-Gates-offering-100-000-challenge-make-condoms-better.html

英国のNHS病院での劣悪ケアスキャンダルで、看護師に1年間の基本ケア研究義務付けを、と保健相ジェレミー・ハント。Compassion共感能力を高めるため。
http://www.guardian.co.uk/society/2013/mar/26/nurses-basic-care-training

国際的で大規模な調査により、前立腺癌、乳がん、子宮がんの原因となる遺伝子変異が特定できたので、唾液でそれらのがんになりやすい人を特定するスクリーニングが5ポンドで実施できるようになる。とNHS。
http://www.guardian.co.uk/science/2013/mar/27/scientists-prostate-breast-ovarian-cancer?CMP=EMCNEWEML6619I2

男の子の唾液を調べたら、ホルモンの濃度によって、どの子が攻撃的かが分かるんだって。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/257963.php

日本。新世代抗うつ薬「18歳未満は慎重投与」 厚労省 効果疑問視、警告記載へ:すっごく、すっごく不思議なのは、このリスクって、米国では私が拾った情報だけでも2008年には明らかになっていたみたいなんですけど? ⇒抗ウツ剤めぐる研究者と製薬会社の癒着スキャンダル報告書(米国)(2008/11/17) 「史上、最も悪名高き小児科臨床実験」であるPaxil研究329」「Paxilが小児には効かないとの結果が1998年には出ていたにもかかわらずGlaxoはその研究結果を公表することは「商業上受け入れられない」と判断。効果があるとする研究結果が2001年にDr. Kellerら20人が名前を連ねる論文に発表された」
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130325140720475

でも、もっと本気で恐ろしい情報を拾ってしまっているんですけど? そのグラクソは2010年にそのパキシルの臨床実験を、この日本で、まさに今回「慎重に」と警告された年齢層である7~17歳を対象にやっていたみたいなんですけど? なんか私の勘違いだったのかな。
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/60837008.html

日本。国民的大論争 第2弾 科学で何でも分かる時代、人間は幸福になったのか 出生前の遺伝子検査 胎児の奇形がわかったら中絶するべきか、生むべきか 宗教学者島薗進「命が『授かる』ものから『選ぶ』ものに変わりつつあるのかもしれません。放っておけば、中絶の基準は染色体異常から先天性疾患全般、そして疾患とは言えないものにまでどんどん緩んでゆく。それに歯止めをかける術を、まだ人類は見つけられていないのです。子どもを親の意思に沿うようにコントロールしようという考え方には、違和感があります。昔から、子どもは親の思い通りになんてならないものだったではありませんか」 臨床心理士で自らも自閉症の娘をもつ八幡洋氏「欧米では、専門家による細かい計算のうえで『自閉症の子が将来納税者になれば社会全体の利益になるから、彼らに金を投下して支援しよう』といった理屈で福祉政策を決めています。愛だ、平等だと言うより、こうしたドライな見地から福祉を考えてみてもよいのではないか」(そう言えば、ペイリンさんが全国区に登場した頃FOXニュースにこんなのがあったな ⇒ 「息子には納税者になって欲しい」というダウン症協会幹部?(2008/9/10))
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35239

上の記事を読む人に、ぜひとも読んでもらいたいなぁ~と心から願う、つるたさんのブログ・エントリー「54回目の誕生日に」
http://tu-ta.at.webry.info/201303/article_5.html

中国政府 1971年以来3億3600万件の中絶が行われた、と。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10439#comments

米国の子ども50人に一人が自閉症とCDC:50人に1人なんてデータが出てくると、「それだけの人数を納税者にするために資金を投下したら社会の利益」という説得力のある試算は可能? そこで愛でも平等でもなくドライに考えたら、自閉症も出生前遺伝子診断で、ということにはならない? 
http://www.medicalnewstoday.com/articles/257959.php

成蹊大学澁谷智子さん作成の「ヤングケアラー支援のページ」
http://youngcarer.sakura.ne.jp/index.html

日本。ユニクロ社員が不幸になる“合理的な”理由:でも、これが例外的な企業の話ではなくて、デフォルトになっていく、もしかしたら、既になっている、という気がしてならない。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130328-00013424-toyo-nb

日本。<奨学金問題>全国組織が31日発足…返済苦しむ若者急増で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130327-00000053-mai-soci

雨宮処凛がゆく! 「広島の中国人実習生の事件。の巻」 :そうだろうと確信していたことが事実だったと確認。人身売買も奴隷労働も、既に私たちのすぐそばにまで浸透してしまっている。地元テレビ局はこの事件について報道する際、「文化や言葉の違いの壁」の問題ばかりを強調して、研修生の労働条件や労働実態には一切触れない。
http://www.magazine9.jp/karin/130320/

「いまの原稿、使っちゃいけないんだって」動かぬ証拠音声、2011年3月12日正午ころ いつもお世話になっているガウタマ・シンラン・ソリドゥスさんのブログ記事。
http://blogs.yahoo.co.jp/solidussolidarity/36934708.html?vitality

慰安婦に謝罪と補償を」 京都府議会が意見書可決
http://www.asahi.com/politics/update/0326/OSK201303260037.html