英国議会ハイブリッド胚と救済者兄弟を認める

英国議会で審議されていたヒト受精・胚法改正法案ですが、

ハイブリッド胚の作成と救済者兄弟についての投票が行われ、
共に賛成多数で認められたとのこと。

ハイブリッド胚については、336票vs176票。
Brown内閣では3人の閣僚が反対に投じた。

明日の投票は中絶のタイムリミット問題と
レズビアンと独身女性にIVFを認める問題について。

今日の関連ニュースを以下に。


Daffodils and red herrings
The Guardian, May 20, 2008

How they voted on embryo research
The Guardian, May 20, 2008

Hearts or minds
By Adam Rutherford,
The Guardian, May 20, 2008

Do families need fathers?
The Guardian, May 20, 2008



Hybrid Embryo Research Endorsed
The Washington Post, May 20, 2008

たしかGuardianのいずれかの記事だったと思うのですが、
ハイブリッド胚を禁じる改正案を提出した議員が言っていたことで、
「すぐにでも難病の治療法が見つかるかのように思わせられている人が多いが、
 それは誘導であり、偽りの情報であり、現実味のない誇大広告に過ぎない」
といった趣旨のことを言っていたのが、
ああ、私もそんな感じをもっている……と印象的だった。

あと、ハイブリッド胚にもいろいろあって、
細胞がどの程度動物で、どの程度ヒトかの割合によって混成胚とか「本物のハイブリッド胚」と
呼び方が変わるらしいのですが、読んでいると頭が混乱しそうなので、
この先、そんな詳しい知識が必要になるようなことでもあれば、その時でいいや……。