投票を前に「聾の子どもを産む権利」「女性の選択権」CNNに

すでに聾の子どもが1人あって、次の子どもを遺伝子診断で聾の胚を選んで作りたいと望み、
聾は障害ではない、ヒト受精・胚法改正法案は差別だと主張しているアーティストのTomato Lichyとパートナーが
19日にCNNで取り上げられています。

こちらのCNN Videoのページで
Deaf couple wants deaf baby で検索するとビデオが見られます。

BBCは10日に同じカップルを取り上げていました。
こちらの記事は聾が障害であるか否かの論争に焦点が絞られている印象です。

Is it wrong to select a deaf embryo?
BBC, May 10, 2008
 
同日彼らがBBCラジオに出演した時の模様はOuch!のサイトに。


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なお、CNNは昨日、今日英国下院で投票される中絶のタイムリミット引き下げの問題を取り上げており、
UK abortion debateのタイトルで上記Videoページから見れます。

22週の未熟児として生まれて現在無事に10歳になった男の子と母親を紹介、

一人っ子政策のある中国では無制限、
フランスでは12週、
トルコで10週、
アイルランドでは中絶そのものが違法
アメリカは州によって違う……など
各国の中絶タイムリミットの現状を挙げた後に、

女性の選択権を主張し、
あまりに小さな未熟児の出産は女性、家族そして社会の利益にならないとする
プロ・チョイスの立場の発言を紹介。

フェミニストの立場から「女性、家族、社会の利益」を云々する声が出ることに、
いつもながら、とても複雑な気持ちになってしまう。