2011年のまとめ:Ashley事件

Ashley事件に関するこれまでのリサーチを取りまとめて
「アシュリー事件:メディカル・コントロールと新・優生思想の時代」という本を上梓しました。

Ashley事件には、2011年の後半は情報がまったく引っかかってきませんでしたが、
それが実際に何の動きも起きていないということなのか、
何かが準備されているということなのか、
水面下に潜ったということなのか……。

WPASとの合意がいったん切れる来年5月が要注意ではないか、と
私はちょっと警戒しているのですが。

まさにその懸念を深めるような妙な抗弁が4月に
シアトルこども病院の弁護士から出てきました。



その他、2011年前半までに引っかかってきた情報は
やはり大半が事件をめぐる論文や発表などアカデミックなリアクション。




特筆事項として、今年は
A療法を最も鋭く批判したAlicia Ouelletteがその批判を生命倫理に拡大した著書
“Bioethics and Disability”を上梓。

なかなか読み終えることができずにいますが、
これまでのエントリーは