チューリッヒの住民投票、“自殺ツーリズム”規制を否定

まだ暫定結果とのことですが、
今日の日曜日、スイスのチューリッヒ・カントン(州?)で行われた住民投票

外国人への自殺幇助を禁止し、
一年以上、同カントンに居住している人に限る規制案は4分の3以上の反対で否決。

全面的な自殺幇助の禁止案は、さらに多数の反対により否決。



【16日午前追記】
まず事実関係を確認しておくと、

278000人以上が投票。
外国人禁止案は78%が、全面禁止案は85%が反対。


さすがに”お得意さん”である英国のメディアは一斉に反応 ↓


BBC
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-13405376
http://www.bbc.co.uk/news/uk-13405719
(さっそく合法化ロビーの称賛の声を拾う辺り、いかにもBBC






【16日午後追記】
日本語でロイターも
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-21115020110516

この報道を受けて、2チャンネルで以下のような発言が出ています。

「日本で臓器提供に同意することを条件に安楽死を認めたら
東電の賠償額どころか消費税をやめるぐらいの税収になるな」

「税収」というところが良く分かりませんが、
まぁ、発想は Savulescu や Fost らとまったく同じですね。

生命倫理学者らの発想のレベルが低いのか、
この2チャンネルのお兄さんの発想が「国際水準の医療」レベルなのか……。