シアトルこども病院は、5年の合意期限が切れるのを待っている?

昨日、以下の3つのエントリーを書いた後で、


この4年近くに、Diekemaらがやってきたことの様々に思いを巡らせていたら、
ふいに、天啓のように頭に浮かんだ考えがある。

彼らは、もしかしたら、待っている……?


WPASと子ども病院の合意事項の年限は5年間だった。

これまでの当ブログでの検証から推測すると、
合意事項の内容は、恐らくは実行されてなどいない。

しかし、一応は、あれだけ権威ある子ども病院が
公に記者会見まで開いて発表した合意事項ではある。

これまで、
WGを組織してみたかと思えば、自分たちが勝手に論文を書いてみたり、
その時々で言っていることが違っていたり、と、
Diekemaらの言動は辻褄が合わなかったり、
ほとんど支離滅裂に見えるほど行き当たりばったりと思えた。

でも、あれは、内容ではなく、
シンポが開かれた、論文が書かれた、という事実が大事だったのかもしれない。

ただ世間から忘れられない程度に何事かが起こっていれば、
そして、それが正当化のポーズとなるものでありさえすれば、
それでよかったということなのかも……?

07年の、あの激しい論争と、
それに続くWPASの調査での追及を
なんとか無事にかわしきって真実を隠し抜いた彼らにとって、

あとは、合意年限が切れる5年後に向けて、
中身はともかく、正当化の手順を踏んだというアリバイ作りを重ね、
解禁後に向けた準備を着々と進めるだけでよかった……?

中身などどうでもよくて、
論文をこれだけ書きました。
シンポもやりました。
WGの検討もやりました。
……そういう既成事実を作っておくことだけが重要だった?

5年後に「我々は十分に正当化しました」と言うために――?

Diekemaらがそういう作業をせっせとやっている一方で、
父親の方は、世間に忘れ去られないように、ネット上で
「この問題を議論しよう。家族のブログを読もう」と
怪現象を起こし続けてきたのは
なるほど、そういうことだったのか……。

じゃあ、あと1年――?

あと1年したら、シアトルこども病院は
おそらく重症障害児に対する成長抑制療法を解禁する――?