なぜWPASのCarlson弁護士はWGメンバーから消えたのか?
論文の内容はまた改めてとりまとめますが、
WGのメンバーに関して極めて不可解なことが起こっているので、
まずは、それについて。
WGのメンバーに関して極めて不可解なことが起こっているので、
まずは、それについて。
08年12月に発表されたWGのメンバーは、以下の20人でした。
http://www.seattlechildrens.org/research/initiatives/bioethics/working-group/
http://www.seattlechildrens.org/research/initiatives/bioethics/working-group/
今回、Wilfond医師を主著者として
ワーキング・グループの「妥協点」を著したとされる論文でも
「20人のメンバーからな成るグループ」と書かれているのですが、
ワーキング・グループの「妥協点」を著したとされる論文でも
「20人のメンバーからな成るグループ」と書かれているのですが、
実際に論文に掲載されたメンバーの一覧表には19人の名前しかありません。
いったい誰の名前が消えたのか――?
09年1月に発表されたWGのメンバー・リストから名前が消えたのは、
非常に興味深いことに、WPASのCarlson弁護士――。
非常に興味深いことに、WPASのCarlson弁護士――。
(もう一人、Carolyn Newcomという人の名前がなくなっていますが
代わりに Carolyn Korfiatis という人が、職名は違っても
同じくTrueman Katz生命倫理センター職員として入っているので、
これは同一人物の姓が変わったものと思われます。)
代わりに Carolyn Korfiatis という人が、職名は違っても
同じくTrueman Katz生命倫理センター職員として入っているので、
これは同一人物の姓が変わったものと思われます。)
「成長抑制は一定の条件を満たす重症児に限定すれば
裁判所の命令なしに実施しても良い」とするWGの“妥協点”は
成長抑制は裁判所の命令なしにやらないとの子ども病院とWPASとの合意に反しており、
裁判所の命令なしに実施しても良い」とするWGの“妥協点”は
成長抑制は裁判所の命令なしにやらないとの子ども病院とWPASとの合意に反しており、
したがってWPASの報告書を書いたCarlson弁護士はWGのメンバーである以上、
そこの矛盾を説明する義務がある、と私は去年のシンポの際に
以下のエントリーで書きました。
そこの矛盾を説明する義務がある、と私は去年のシンポの際に
以下のエントリーで書きました。
「裁判所の命令なしに成長抑制しない」との約束はここにある(2009/1/31)
もしも作業の最中ずっとメンバーに名前を連ねながら
作業が終了した後、論文が発表されるまでに脱落しなければならないと
Carlson弁護士が考えるに至る事情があったのだとしたら
一体それはどういう事情だったのか。
作業が終了した後、論文が発表されるまでに脱落しなければならないと
Carlson弁護士が考えるに至る事情があったのだとしたら
一体それはどういう事情だったのか。
Carlson氏はその経緯についても
説明する責任があるのではないか、と思う。
説明する責任があるのではないか、と思う。
もともとWAPSの調査報告書には本来、報告すべきことが書かれておらず、
WPASは病院側の真実の隠ぺいに結果的に加担したことになった、と私は考えています。
WPASは病院側の真実の隠ぺいに結果的に加担したことになった、と私は考えています。
それならWPAS、Carlson氏には
説明すべきことが山のようにあるはずだ、と思う。
説明すべきことが山のようにあるはずだ、と思う。
ちなみに、この「妥協点」については、
Eva Kittayは、「同意していないしサインもしていない」と言っていたし、
Adrienne Asheは「内容に同意したという意味のサインではない」と言い訳をしていました。
Eva Kittayは、「同意していないしサインもしていない」と言っていたし、
Adrienne Asheは「内容に同意したという意味のサインではない」と言い訳をしていました。
【WPASは子ども病院と取引したのではないかとの疑惑に関するエントリー】
WPASの調査報告書 要注意点(2007/6/5)
WPASの調査報告書に関する疑問(2007/6/6)
子ども病院はWPASとの合意を覆していた?(2009/3/18)
シアトルこども病院は、5年の合意期限が切れるのを待っている?(2010/11/8)
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