2010年7月26日の補遺

ひょんなことから見つけた、シアトルこども病院トルーマン・カッツ生命倫理センターの開設に関する2004年12月のSeattle Piの記事。:とても興味深いことに、コメントしているのはDiekemaとNorman Fost。ある学者さんは、トルーマン・カッツセンターはDiekemaのために作られたもので、もしかしたらAshley事件へのご褒美だったのでは、と密かに考えている。私はそこまで……と思っていたのだけど、2004年段階からセンター創設の記事に、私がAshley事件のマスターマインドだったと考えるFostが顔を出しているとなると……ふむ……。
http://www.seattlepi.com/local/202318_pediatric04.html?searchpagefrom=1&searchdiff=1

今日、明日の2日間、シンガポールで臓器売買や自殺幇助、研究倫理などに関するWHOのガイドラインについて協議するべく、30カ国以上から代表が集まり、国際的な倫理カンファ、第8回Global Summit of National Bioethics Advisory Bodiesが開催される。国連やEUからも参加。前回はパリで2008年に開かれた。会議が採択する勧告はWHOに送られ、会員向けのガイドラインの参考にされる。2年ごとに開催されているもので、今回は先般大統領の生命倫理問題調査委員会の委員長に就任したGutmann氏も出席。
http://news.xinhuanet.com/english2010/sci/2010-07/26/c_13415384.htm
http://www.straitstimes.com/BreakingNews/Singapore/Story/STIStory_557947.html

Boston子ども病院に、途上国の新生児向けの感染症予防新型ワクチン開発でGates財団からグラント、240万ドル。: 最近、Billl Gates氏が、途上国の母子保健に関して、薬を特定することなく「母親と新生児に短期に薬を投与することによって感染を防ぐ」ことについて語っているのが気になっている。こういうワクチン開発の動きと関連しているのか?
http://www.childrenshospital.org/newsroom/Site1339/mainpageS1339P1sublevel637.html

英国連立政権によるNHSの改革は、中央官僚によるコントロールを地方の医療職に移して行く方向。
http://www.nytimes.com/2010/07/25/world/europe/25britain.html?_r=2&th&emc=th