「米国の終末期高齢者は英国に比べて手厚い医療を受けすぎ」とコロンビア大の研究
しかも、それだけ集中治療を行ったからといって、
米国の方で死亡率が下がっているというわけでもない。
米国の方で死亡率が下がっているというわけでもない。
……という研究が、コロンビア大学から。
もともと人口比で英国のICUは米国よりもはるかに少ない。
終末期の高齢者には集中治療を行わないことが配給医療なのか、
それとも案外に本当は患者の利益になっているのか、
それとも案外に本当は患者の利益になっているのか、
今後の研究が求められる、と。
Patients In US 5 Times More Likely To Spend Last Days In ICU Than Patients In England
The MNT, October 24, 2009
The MNT, October 24, 2009
高齢者の終末期の医療を切り捨てる方向での研究が
最近やたら目に付くような気がする。
最近やたら目に付くような気がする。
そういう研究についてニュースを読んでいつも思うのは、
大きな絵だけ見て原理的に是か非かの線を引こうとする研究ばかりで、
なんだか患者不在の議論だな、ということ。
なんだか患者不在の議論だな、ということ。
医療って、もっと個別性の高いものなんじゃないかと思っていたのだけど。
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