また1人FEN関与の自殺が判明(米)

Maxine Porisさん、64歳。
今年1月(2月か?)にFENの支援を受け自殺。

繊維筋痛症骨粗しょう症、変形性の関節の病気、acid reflux(酸の反射?)を
わずらっていたものの、ターミナルな状態だったわけではありません。

こちらのAP通信の記事は、
14歳で両親が離婚して以来、何年もほとんど接触がなかったものの
母親Maxineさんが病気になるしばらく前から関係を復活させたという娘さんの視点から
情緒的に描かれる「母と娘の和解と理解そして別れの物語」という趣。

Maxineさんは、もともと親ウツ的な性格の人だったように思われます。

FENの支援を受けて自殺した人が
これから続々と報じられるのでしょうか。

それらのケースは、
もしも幹部らが逮捕されなかったら恐らく表に出ることがなかったもの。

いったいFENは、
本来なら生きる方向に支援すべき人を
何人自殺させてきたのか──。




自殺するとの決心を母親から打ち明けられた娘さんが
病気が苦しいのではなく寂しいのではないかと考えて
自分と一緒に暮らさないかと提案したのに対して
Maxineさんは「お荷物になりたくない」と答えたといいます。

その「お荷物になりたくない」という言葉が記事の小見出しに使われていることに
ものすごく強い不快感を覚える。

これでは、この記事は
病気はあってもターミナルではないし、むしろウツ状態が疑われる人が
「家族のお荷物になりたくないから」とFENの助けを借りて自殺することを
支持しているに等しい。

Ashley事件でも起こったことだけれど、
メディアは記事を書くときに何でもかんでも情緒にまぶしてしまわず、
そうして書かれた記事が世論に対して一体どういう影響を与えるかという点について、
もっと自覚的になってほしい。

……もっとも、Ashley事件、Katie事件では、むしろ自覚的に、
目的意識を持って情緒に走っていたとしか思えない新聞もありましたが……。