子宮摘出却下で障害者たたき?

Diekema講演をライブで聴こうと
睡魔と闘いながら2時半までがんばって起きていたのに、
テクニカルな問題で聞くことができず、
時計を睨みつつ、ジタバタとあれやこれや試みるも
空しく焦り続けて1時間が終わってしまう……。くっ。

このまま寝るのも悲しく口惜しいので
Katieケースで見つけたTelegraphの記事を。


目新しい情報としては
Mid EssexのNHSトラストのスポークスマンが
手術の可否を決める際には個々のケースごとに判断するので、
今回もKatie一家に会って話し合ったが、
それ以上のことは患者のプライバシーなので明かせない、と。

しかし、なぁ……
この記事もまた昨日のDaily Mailと同じく、
偏った報道姿勢が露骨なのです。

なにしろ、いきなり冒頭にもってくるのが
「障害者団体がうるさいので病院が変節した」とのAlisonの主観的解釈。


障害者の権利擁護の立場のコメントも後半で引用されていますが、
その部分の書き出しは
障害者の人権団体は手術が却下されて“喜んでいる”と語った。
という一文。
引用符がついているあたり、
どうも煽りの作為が濃厚ですね。

最初からはっきりとAlison寄りだった2紙が今回の展開を真っ先に報じて、
障害者団体に向けたネガティブ・キャンペーンで先手を打った……
という趣もなきにしもあらずで。

また、簡単に煽られる人たちがいるときて、
記事に寄せられたコメントの激しさにはちょっとびっくり。

Alisonの要望が却下されたことによって
どうやら障害者たたきが始まりそうな気配です。

そうしたヒステリックなコメントについては
Ashley事件でもインパクトのある記事を書いたBad Crippleさんがブログに取り上げているので
それも一緒に改めてまとめようと思います。

(Ashley事件の際のBad Crippleさんのエッセイについては
名川先生のブログに記事があります。)


Diekema講演については
問題を解決した後でArchiveで聞きたいと思っていますが、
今日のところは……寝ます。くっ……。

皆さん、お聞きになれましたでしょうか。
すでにライブで聴かれた方がありましたら、
感想など教えていただけると幸いです。