2012-09-21から1日間の記事一覧

「生命学に何ができるか」の「女性と障害者の共闘パラダイム」から「当事者と親の共闘パラダイム」へ 3

(前のエントリーの続きです) 私がこの問題にこだわらないでいられないのは、先に拙著からの引用部分に書いたように アシュリー事件という窓から私が今という時代の世界のありようを見てきたから。 そこに今という時代の底知れない恐ろしさを感じるから。 7…

「生命学に何ができるか」の「女性と障害者の共闘パラダイム」から「当事者と親の共闘パラダイム」へ 2

(前のエントリーからの続きです) 第6章の「障害者と『内なる優生思想』」では、 もう一度青い芝の会とリブとの衝突を振り返りつつ、 内なる優生思想問題が掘り下げられていくのだけれど、 青い芝の会の考え方が簡潔に取りまとめられている個所は、例えば以…

「生命学に何ができるか」の「女性と障害者の共闘パラダイム」から「当事者と親の共闘パラダイム」へ 1

「生命学に何ができるか 脳死・フェミニズム・優生思想」 森岡正博 勁草書房 2002 冒頭の脳死関連の章も大変面白いのだけれど、 今回はとりあえず、ウーマン・リブと障害者運動との間にあったことを知り、 そのうえで考えてみたいことがあってこの本を手にし…