2011-11-20から1日間の記事一覧

利益が全くない心肺蘇生を親が諦めないケースでの倫理委の検討過程

前のエントリーの続きです。 ② Katherineのケース ケースの概要は以下。 妊娠32週目の出産。1680グラム。 早産による呼吸障害で 生後4日目まで人工呼吸器、その後4日間鼻チューブ。 その後も夜間無呼吸症候群。腸ろうによる栄養摂取。 生後25日目に腹腔内出…

トリソミー13の新生児に心臓手術を認めた倫理委の検討過程 2

前のエントリーの続きです。 Daniel君のケースでの心臓手術について検討された利益は、 ① 延命。 ② 長らえた命を生きる間に本人が感じる喜び ③ VSDで死ぬと苦しい死になるので、その軽減になる。 ④ 親にとって息子が生きることは喜び ⑤ 2人の子どもにとって…

トリソミー13の新生児に心臓手術を認めた倫理委の検討過程 1

17日の補遺で拾ったMedical Futility Blogの記事で紹介されていた NICUでの“無益な治療”判断において倫理委の役割を提唱する論文。 The role of a pediatric ethics committee in the newborn intensive care unit M.R. Mercurio, Department of Pediatric…