2011-03-02から1日間の記事一覧

小児中心に「無益な治療」停止に関する新旧論文4本

前のエントリーのWilkinson論文を見つけた時に、 ずらずらっ……と金魚のウンチ的に出てきた 子どもの治療と、栄養と水分の停止または差し控えに関する論文を以下に。 ① 2004年にカナダの法学者が、 医師が勝手に患者をDNR(蘇生拒否)にすることは法的に許さ…

「“生きるに値する命”でも死なせてもOK」と、Savulescuの相方が

去年、この人がSavulescuと書いた「臓器提供安楽死」論文については、↓ 「生きた状態で臓器摘出する安楽死を」とSavulescuがBioethics誌で(2010/5/8) Savulescuの「臓器提供安楽死」を読んでみた(2010/7/5) 「腎臓ペア交換」と「臓器提供安楽死」について書…

終末期医療に関する代理決定、代理決定者に大きな心理的影響、長期に

これまで、終末期医療に関する代理決定については 代理決定者がどのように決定や決定の支援を行うかという研究は いくつかあるものの、 その代理決定が代理決定者におよぼす心理的な影響についての研究はなかった。 Annals of Internal Medicineに発表された…

米小児科学会関連雑誌に成長抑制WGの論文巡るコメンタリー

米国小児科学会の雑誌に 例のシアトルこども病院が組織したWGのHCR論文に関するコメンタリーが出ている。 無料で読める最初の20%だけからは、著者のスタンスは不明。 In 2006, Ashley, a 6-year-old child with severe developmental disabilities, receive…