2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2011年1月17日の補遺

Diekemaは、まだ女性性器切除FGC容認姿勢を受け入れさせようとしている。 http://blackpridenetwork.com/female-genital-cutting-affecting-young-girls-in-america/ この問題については、 米小児科学会の女性器切除に関する指針を撤回:D医師の大チョンボ(2…

「抗がん剤も放射線もダメだけど自殺幇助はOK」というOR州メディケイドのガイドライン

医師による自殺幇助(PAS)を合法化している米国オレゴン州で 抗がん剤はダメだけど幇助自殺はOKとメディケイドというケースが出てきていることを 08年10月に取り上げましたが、 この件に関してオレゴンのがん専門医が09年に書いた論文が 15日、インターネッ…

アル・パチーノ、Kevorkian医師役でG・グローブ賞

映画、パチーノ共に去年既にエミー賞を受賞していますが、 (詳細は文末のリンクに) Dr. DeathことJack Kevorkian医師の半生を描いたHBO映画 “You Don’t Know Jack”でKevorkian 医師役を演じたAl Pacinoが 第68回ゴールデン・グローブ賞のミニシリーズまた…

病気・障害のアドボカシー団体まで、ビッグ・ファーマの資金もらいプロモに一役? (米)

The American Journal of Public Healthに発表された新たな研究で、 製薬会社からカネをもらって、マーケティングに一役買っているのは 著名医師や研究者ばかりではないことが明らかに。 米国糖尿病協会や、 精神障害のアドボカシー団体 National Alliance o…

2011年1月14日の補遺

しばらく見かけなかった例のA事件の怪現象。1月13日付。例によって07年のAP通信記事のコピペ。:また近々何か起こるのかなぁ……。イヤだなぁ……。 http://www.drugrehabilitationspa.com/how-will-this-effect-ashleys-gender-development 昨日の補遺で拾っ…

米国の介護サービス利用料

こういうデータには滅多に出くわさなくて、 実情を知る機会があまりないので、資料として――。 MetLifeの最近の調査で 米国の介護費用は一般のインフレよりもはるかに速い速度で上昇しているとのことで、 2010年の平均で、 ナーシング・ホームの個室料金は1日…

2011年1月13日の補遺

コネチカット州で去年、アルツハイマー病患者で、地元では有名な判事George Brodigan(82)の自殺を幇助した息子が逮捕され、起訴されるかどうかが焦点になっている。 http://www.courant.com/community/west-hartford/hc-green-suicide0111-20110110,0,6276…

フランス上院、25日に自殺幇助合法化を審議

2008年から死の自己決定権論議が続いているフランスで 上院議会に2つの合法化法案が提出され、25日にも審議の予定とのこと。 しかし、それぞれ共産党議員と社会党議員から出された法案は いずれも文言が曖昧なもの。 前者は、 重症または不治の病気などが進…

カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」メモ

(ネタばれ、あります) ブログを始めるよりも前にPBで購入はしていて、 何度も手に取ってみては、どうしても冒頭で躓くことを繰り返して 読むのに何年もかかってしまった、私には「因縁の本」――。 このブログのコメント欄でも、 これまでに2人の研究者の方か…

PAS合法化後、オレゴン州では自殺率がアップ

Missoulian紙の1月2日の社説が 電子版の読者欄への投稿から去年一年間の話題を振り返った中で 一昨年おおみそかのBaxter判決と医師による自殺幇助(PAS)合法化議論が 大きく取り上げられ、 モンタナ州は既に自殺率が高いこともあり高齢者など弱者への影響が…

2011年1月11日の補遺

日本語記事で「エイズ・ビジネス」。:これは要するに、以下のエントリー等で拾って来たように、ゲイツ財団などが仕掛けているワクチンによるグローバル・ヘルスのイニシアチブ及び、それによるグローバル規模でのワクチン・ビジネス創出の、エイズ版のこと…

バルセロナの男性、Dignitasで自殺

昨年10月18日、スペイン、バルセロナの80歳の男性 Jordiさんが スイスでDignitasの関係者と2人の娘に見守られながら 幇助自殺を遂げた、とのこと。 結核で片肺を失った後、重症の呼吸障害があり、 妻の死後、呼吸困難を起こすことが増えていた。 スペインの…

重症児の親Erikaさんの成長抑制批判

“Ashley療法”および成長抑制療法の一般化について Ashley父やDiekemaやFostらは「親の愛」vs「政治利用のため邪魔立てする障害者運動」という 対立の構図で議論を単純化し、世論を誘導しようとしているけれど、実際には 重症児の親がすべて「愛情から成長抑…

2011年1月9日の補遺

Task Force on Euthanasia and Assisted Suicideが、2011年1月をもって名称変更。新しい名称は、Patients Rights Council。安楽死とPASだけにとどまらず、栄養と水分の停止、無益な治療論や代理決定など、終末期全般を関心事とし運動してきたことを踏まえて…

2011年1月7日の補遺

Ashley事件の議論でもイリノイのK.E.J.裁判でも出てきたし、Angela事件では言語道断なことに生理が始まった直後に9歳のAngelaちゃんが入れられたのがこれだったのだけど、埋め込み型避妊薬のインプラノンの効果が、実は言われている3年ももたない、入れたの…

2011年1月6日の補遺

自殺幇助と消極的安楽死が認められている一方で、積極的安楽死は違法とされるスイスで、足の動きだけで本人意思を確認してターミナルな癌患者に安楽死を実施した医師が、先月、無罪となったのをきっかけに、スイスに新たな安楽死論議。 http://www.swissinfo…

Ashley事件4周年 2: 思い出話・もの思い

毎年1月5日には周年記事を書いてきました。 Ashley事件4周年を迎えた今年は、07年の思い出話をひとつ――。 成長抑制の一般化が狙われる……と私が直感したのは07年5月16日。 シアトルこども病院とワシントン大学での成長抑制シンポを Webcastを通じてリアル…

Ashley事件4周年 1: 07年のEP批判声明を再読

逐次エントリーに取りまとめてきたように、去年、2010年は 成長抑制療法の一般化に向けてDiekemaやFostらが周到に張り巡らせてきた仕掛けが 一気に表面化した1年間となりました。 それらの動きを追いかけながら、 07年の論争当時に読んだ時にはさほど印象に…

2011年1月4日の補遺

カナダ、ケベック州で去年9月から11か所の予定で進行中のthe Select Committee on Dying with Dignityによる尊厳ある死と安楽死に関するヒアリングが、12月の休止を経て再開される。尊厳ある死とは即、医師による自殺幇助のことだと思い込んでいる人がいるが…

2011年1月1日の補遺

新年あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 新年を祝う世界中の人々の表情。NYTから22枚のスライド・ショーで。 http://www.nytimes.com/slideshow/2010/12/31/world/20101231-newyears-global.html?nl=todaysheadlines&emc=th…