認知症の?高齢者をディグニタスへ連れて行こうとした妻と息子を逮捕(英)

数日前から多数の報道がある一方で、
詳細が出てこないので様子見をしていた
たいそう気になる英国の事件。

西サセックス州、Chichesterの65歳の女性と25歳の息子が
71歳の夫(父親)をディグニタスへ連れて行こうと計画した容疑で逮捕された。
(その後、保釈中)

警察は現在、
Mental Capacity Act 2005に規定された同意能力が
男性にあるかどうかを調査中だとのこと。

自殺幇助合法化ロビーのDignity in Dyingが早速に
こういう事件が起こるからこそ、きちんと法制化してセーフガードを整備し、
闇の自殺幇助を阻止しなければ、と主張し、
Falconer上院議員が提出しているPAS合法化法案の宣伝に努めている。

一方、合法化反対ロビーのthe Care Not Killing AllianceのPeter Saundersは
この事件が示唆しているのは、認知症患者が自殺幇助の次なるターゲットにされるということだ、
と、ちょっと先走った記事を書いている。




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一方、米国で論争になっているのが、
ペンシルベニア州でJoe Yourshaw氏(93歳)に請われて
処方されていたモルヒネをとボトルごと手渡したとして
自殺幇助の罪に問われている娘(看護師)の Barabara Manciniさんの事件。

公判中とて本人も弁護士もメディアには何も語っていないのに、
Compassion and Choiceがやたらと出てきて
ぺらぺらと「代弁」しているのも気になるけれど、

多数出てきている記事をちら見すると、
被告への同情が集まり、裁判所の前に支持者が多数集まったり、
一気に自殺幇助合法化を求める声が高まっているような?