2013年8月20日の補遺 (後)

日本。福井公子さんの『障害のある子の親である私たち――その解き放ちのために』。生活書院から、まもなく発売。福井さんに関するエントリーは ⇒ 「行動する親」という呪縛(2013/1/9)
http://www.seikatsushoin.com/bk/115%20shogainoarukonooya.html

カナダで自閉症の息子を持つ母親に、近所の匿名の女性からヘイトスピーチに満ちた手紙。その、すさまじい内容。とても正気の沙汰とは思えないのだけれど、日本で現在放置されているヘイト・スピーチだって、ターゲットが変われば、これと似たようなことが言われても不思議はない、という気もする。
http://www.castanet.net/news/Canada/96808/Autistic-boy-s-family-told-to-leave

Martha’s Vineyardといえば、ウーレットがBioethics and Diabilityで「ろう者が不自由することなく暮らせる、社会モデルが成功したコミュニティ」として取り上げていた島なんだけど、スーパーリッチの夏場の避暑地としての島の性格から格差の広がりが米国でも特に際立ち、基本的な社会インフラを支えている職業の人までが島を出て行かざるを得ない事態。100人単位の人たちがフード・バンクに依存している。
http://www.washingtonpost.com/politics/on-marthas-vineyard-a-stark-look-at-income-inequality/2013/08/16/95df652c-069f-11e3-a07f-49ddc7417125_story.html

マーサズ・ヴィンヤード島に関する翻訳本『みんなが手話で話した島』の内容紹介。
http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/book/2220n.html

ポリオ撲滅に成功したはずのソマリアで、105人の感染事例が発生。グローバル・ワクチン・サミットでビル・ゲイツが撲滅6年計画を発表。経費のうち4分の3は既に約束が取り付けられている。
http://www.ryot.org/somalia-suffering-an-outbreak-of-polio-105-cases-reported/319993

モヨの本に何度も引用されていたルワンダのカガメ大統領に、ビル・クリントンビル・ゲイツなど有力者とのつながりで人権侵害行為への追及から身を守っている、との批判が出ているらしい。
http://www.newsofrwanda.com/featured1/20028/kagame-says-critics-dont-add-any-value-to-rwanda/

ゲイツ財団の幹部職員がシアトル公立学校システムのNO2に就任。米国の教育部門でも、グローバル・ヘルスと同じことが起こりつつある。ゲイツ財団のカネと、そして人材が、システムの隅々まであまねく届けられていく。体をめぐる血液のように。
http://blogs.seattletimes.com/today/2013/08/gates-foundation-official-bremerton-superintendent-to-join-seattle-public-schools/

日本。「風立ちぬ」への苦言 今度は「喫煙文化研究会」が“反論”:そもそも「日本禁煙学界」のクレームがおかしい。その感覚に、医学の論理が他の何者にも優先することを当たり前と構える、メディカル・コントロールの匂いを嗅ぐような……。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130815-00000102-spnannex-ent

日本。横行する人身取引 「日本は人身取引大国」、組織的手口で少女売買/神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130818-00000007-kana-l14

生活保護の現実はどうなっているんだろうーー最後のセーフティネット生活保護の意味 『生活保護リアル』の著者・みわよしこ氏インタビュー シノドス
http://synodos.jp/newbook/5162