妊娠した囚人に不妊手術、2010年まで (CA州)

2006年から2010年の間に
カリフォルニア州の女性刑務所で州の委嘱医らにより、
少なくとも148例の卵管結紮による不妊手術が行われたことが
CIRの調査によって明らかになった。

また1990年代後半にも100例以上が行われた可能性も。

元囚人やアドボケイトによれば、
妊娠中に収監された女性に対して、
医師らが不妊治療に同意するよう執拗に働きかけていた、とのこと。

中には、
分娩のさなかや帝王切開の手術の手術台の上で
朦朧とする意識の中で「それで、卵管結紮をやるんですよね」などと言われて
同意を求められた、という証言も。

データベースによると1997年から2010年までに
卵管結紮に対して州から医師に支払われた金額は147,460ドル。

これは囚人に州の費用によって不妊手術を行うことを禁じた
連邦法にも州法にも違反している。

また1994年からは
不妊手術には個別に医療行政職トップの同意が必要となったにもかかわらず、
卵管結紮の要望が医療委員会に提示されたことはなかった。

医師らの言い分は、何度も帝王切開を経験した妊婦では
妊娠には子宮破裂の危険が伴うため、女性たちの健康上の理由から
不妊手術が必要だと判断したのだというものだが、
女性らはそのリスクについて説明を受けていないし、
卵管結紮に同意させられた女性の中には帝王切開は1度しか体験していない人たちも。

また当時、手術を行った医師らは、
一般女性と同じ選択肢を与えることは
収監されている貧しい女性たちに対するエンパワメントだった、とも。

Valley 州立監獄の産婦人科医だったJames Heinrich医師はCIRのインタビューで、
「(147,460ドルは)10年間で考えるとそれほど大きな額ではない。」
彼女らがさらに多くの子どもを産んで、その望まれぬ子どもたちに支払われたはずの
福祉の費用と比べてみればよい」

2005年には監獄内で医師らから
不可欠な医療でもないものを州の費用で行うことへの疑念の声もがあったというが
その後も、州の費用で賄われる医療の範疇に留め置かれた。

2006年にはUS 地域判事が同州の監獄の医療はあまりも劣悪で
残虐な刑罰を禁じた憲法の規定に違反している、と判断。

2008年にも囚人の権利擁護団体Justice Nowが
2つの監獄での不妊手術の実施について指摘し、
妊娠している囚人の扱いに対して問題提起したが、
2010年に上院議員 Carol Liuが動くまで
事態には変化はなかった。

Liu議員の依頼で調査を行った医療監査委員会のBarnettは
金銭支払いに関するデータから事実を掴み、監獄の幹部と面談し、
囚人への不妊手術を辞めるよう求めたところ、猛烈な反論を浴びたという。

16年も前に禁じられているというのに、
監獄の医療責任者も医師も看護師も委嘱医も法で禁じられていること自体を知らず、
不妊手術には許可が必要だということも知らないまま、
何の不都合もない、理にかなった処置だいう認識で行われていた、という。

CA州にも多くの州と同様に
かつて1909年から1964年の間に2万人の男女に不妊手術が行われた不幸な歴史がある。
2003年に上院議会が事実を認め、当時の知事が公式に謝罪した。

当時、上院の公聴会で証言した専門家は
「これはCA州での優生思想の歴史を理解するに当たって重要な点ですが、
目的の一つは、いかに福祉の費用を削減するか、経費削減にあったのです。
不妊手術はこの問題と深くかかわっているのです」

前述のHeinrich医師は
教唆があったとする本囚人女性らの訴えについて、
「本人たちが望んだことだった。1年化2年経ってから
強制的にやられたと言っているのは、嘘だ。
そういうことを言って、州からカネを恵んでもらおうとしているのだ」

「そんなことをする唯一の理由は、不正なことをされたと思うからではなくて、
ずっと州のカネで養われていたいと考えるからだというのが私の推測だ」

Female inmates sterilized in California prisons without approval
Center for Investigative Reporting, July 7, 2013


この記事に寄せられた、例えば以下のようなコメントが
恐らくはHeinrich医師の本音を代弁しているのかも……?

……how about the right of children not to be born to such destructive life styles. It is ultimately the children born into these deplorable circumstances that suffer.....because the women didn't give a d....m about the child they conceived. They just want to keep scr.....g around, not caring about consequences. Well, no one is denying them the pleasure of their sexual activities....just prevent pregnancy!!!! Is that so hard to understand???

そういうろくでもない生活ぶりの親のところに生まれてくる子どもの権利はどうなる?
結局のところ苦しむのは、そういう嘆かわしい環境に生まれてくる子どもたちなのだぞ。
こういう女性たちは自分が生んだ子どものことなんぞ、どうでもよくて、
ただヤリまくって、後はどうなろうとお構いなしという連中なのだからな。
だれもセックスを楽しむなと言ってはいない。ただ妊娠はさせるな、というのだ。
それだけのことが、なんで分からない?

あるいは、

these parasitic women and their children have absolutely nothing to offer this planet. since they cant keep their legs closed on their own right, this is a more economic alternative. im all for due process and human rights, but....I love the earth more.

こういうパラサイト女性とその子どもたちというのは地球に何一つもたらすことはない。
足を閉じていることができないのが、そいつらの権利なのだというなら、
これこそが、経済的な選択肢ということになるだろうよ。
然るべきプロセスと人権については支持する立場だけど、
それ以上に地球の方が大事だね。