2013年7月5日の補遺

NY州にスペシャル・ニーズの人の保護を担うジャスティス・センターがオープン。これはエントリーにしたい。医療を巡る代理決定の問題があるから、そうそう喜んでばかりいられる話題かどうか、ちゃんと読んでみないと分からないけど。来週の目標の一つ。
http://medicalfutility.blogspot.jp/2013/07/new-york-state-justice-center-for.html

国保健相ジェレミー・ハントが、要介護や虚弱高齢者には病院外でのケアを含めて追跡担当する医師または看護師を一人に一人つける、と。また、Genomics England なる新組織の立ち上げも。読んでないけど、後者は、こういう路線かしら? ⇒ 国民DNAデータベースめぐり論争再燃(2008/2/27)
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2356515/Vulnerable-elderly-patients-single-doctor-nurse-track-NHS-care.html?ito=feeds-newsxml

日本語。特定の体外受精法、知的障害のリスク微増 研究:ここで言われている「特定の体外受精法」とは、ICSI(卵細胞質内精子注入法)で、ICSIに先天異常のリスクがあることは、2009年に既に報じられていた ⇒ 「試験管ベビーは先天異常の時限爆弾か?」とDaily Mail)2009/5/6)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2954059/10999825

高齢者への向精神薬投与(ブログ「精神科医の犯罪を問う」2013/7/4): この問題については私も去年、「介護保険情報」の連載で「認知症高齢者への抗精神病薬を巡る動き」を書いた他、ずいぶんいろいろと書いてきましたので、いくつか以下にリンク。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/54124815.html?vitality



NYTの社説が「製薬会社には臨床実験のデータの完全なディスクロージャーが必要」と。先月29日にNYTはこういう記事を掲載したばかり ⇒ 臨床実験データ全公開を求める動き、研究者らから(前)(2013/7/1)
http://www.nytimes.com/2013/07/05/opinion/full-disclosure-needed-for-clinical-drug-data.html?nl=todaysheadlines&emc=edit_th_20130705&_r=0

NYT. 処方鎮痛剤の中毒は男性の問題と思われてきたけれど、実際は女性で増加中。
Sharp Rise in Women’s Deaths From Overdose of Painkillers: Prescription painkiller addiction, long seen as mainly a man’s problem, is rising at a far faster rate among women, a federal analysis of data found.



日本。大腸がん、血液検査で9割以上判明…三重大など
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130704-00000731-yom-sci

日本。安藤美姫選手の出産を支持しますか?」アンケートに批判殺到……「週刊文春」が謝罪:なんだこれ? ツイッターで誰かが「メディアによる特定の個人に対する公開リンチ」と書いていたけど、その通り。あと、本人が公開しないと言っているのに、勝手に父親を詮索するメディアも。どんどんゲスな世の中になっていく……。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130705-00000013-rbb-ent

3年育休は女ののぞみか? ちづこのブログNo.51 「子どものいない夫婦だけの時代に夫と培った暮らしの協力体制が、1年間の「専業主婦」生活のなかですっかり役割分担体制に変わってしまうことだ。妻が家にいれば、夫はとめどなく妻の負担の上にあぐらをかく。」
http://wan.or.jp/ueno/?p=3188

3歳女児餓死、中2だった姉を書類送検:どうして、こうなるの? どうして? どうして? これ、介護している人に何かあった時には、日本中のヤングケアラーにも同じ保護責任が問われるってことなんだろうか。それから、これが兄だったら、もしかして何かが違っていたりするの、もしかして……?
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130702-OYT1T00226.htm

日本語。中国:親孝行を義務化、定期的な帰省など 「年老いた親と別居して暮らす子どもに定期的な帰省を義務づけるなど親を心身ともにいたわることを求めた改正「高齢者権益保障法」が施行」:まさか憲法改正草案の見直しに、「これ、よいでは」とか言わないでよね。なんだか、「安藤美姫の出産を支持しますか」とか「中2の姉を妹の保護責任問うて書類送検」とかにも、どこか通じていくものを感じるんだけれど。
http://mainichi.jp/select/news/20130704k0000m030046000c.html

ちょっと良いアイディアでもあるようで、ちょっと悲しいような米国の介護者支援策、StayCation。バケーションの季節ですが出かけることができないケアラーに、自宅でできるリゾート気分を工夫して楽しみ、それをビデオにとって応募。抽選でお一人様に50ドルと私のコーチング3回をプレゼント……なんだ、コーチングのプロモだった。ちょっと無理がある話だとは思ったんだ。
http://www.caregiving.com/2013/07/take-caregiving-coms-staycation-challenge/

障害のある子どもを養子にした親のため、レスパイト・ケアラーのボランティア募集。「介護保険情報」の5月号の連載で書いたのは一般の障害児の親のためのレスパイト・ケアラーだったけど、レスパイトもこういう形に向かうのかなぁ。
http://www.isleofman.com/News/details/56362/short-breaks-scheme-needs-foster-carers-to-help-disabled-children


ヨーロッパの若者たち、高学歴で資格もあり、失業中。:数日前に外資系の保険屋さんと話したところ、「仕事がないという人は贅沢な選り好みをしているだけ。仕事なら選ばなければアルバイトでも何でもいくらでもある。働かずに生活保護をもらえばいいと思っているから」というのに絶句した。なんで同じ社会にいて、見えているものがこんなに違うんだろう? 
http://www.guardian.co.uk/world/2013/jul/01/jobless-europe-young-qualified