ビル・ゲイツが自分路線の公教育改革実現に”投資”したグラント一覧

Valerie Straussは
ゲイツ財団がCommon Core Standardの実施に向けて
どこの関係団体に、どれだけのカネを、
グラントとしてばらまいているかを調べあげて、
以下の記事に詳細なリストとして掲載し、


次のように問うている。

You can see how invested the Gates Foundation is in the success of the Common Core. What kind of Core support do these grants buy from the organizations that receive them?

ゲイツ財団がCommon Coreを実現させるために
どのように投資したかが見て取れる。

こうしたグラントが、それを受け取った団体から買うCommon Core 支持とは、
一体どういう性格のものなのか?


ずらりと並んだグラント一覧を見て、
まず頭に浮かぶのは、

へぇぇ。
教育部門にこれだけの莫大なカネを投入できるんだぁ……。

……てことは、
科学とテクノの分野には、さらに、これどころではない、
こんなのメじゃないくらいのものすごい金額が流れ込んでいるわけで……。

そのことに関しては、このブログにもエントリーはいくつもある。


その中の、例えば、この部分 ↓

ゲイツ財団がカネを通じて
国際機関や医療系の研究所に影響力を行使していることによって、
科学者から多様な意見が出なくなり、国際機関の方針決定のプロセスにも影響して
意思決定プロセスが閉鎖的なものとなって透明性を失っている、と。

今年1月、
平等な医療を訴える草の根団体 the People’s Health MomentがWHOに提出した要望書で、
イノベーション知的財産権、国連のミレニアム・ゴールと同時に、
WHOの、ゲイツ財団を中心とした私的な財源への依存体質が問題視されているそうだ。

そうした依存がひいてはWHOの
薬物、診断技術その他のテクノロジーによる簡単解決への傾斜を招き、
健康に対する社会要因への対応資金は大きく削られることとなった、
そして、ワクチン推進への巨大な勢力とも結びついていると、Hair氏は指摘する。


ちなみに、こちらの記事によると、
ビル・ゲイツがもしも国家だったとしたら、
世界で37番目にお金持ちの国なんだとか―― ↓
http://www.policymic.com/articles/45397/10-ridiculous-facts-about-how-rich-bill-gates-is

ひとりの個人や、その個人の財団に、
それほどの富が集中した世界が既に実現してしまっているということを考えると、
それは、たいそう恐ろしい事態ではないんだろうか。

それに反比例するように、各国政府も各種国際機関も
どんどんと深刻な資金難に追い込まれて、機能することが困難になっていくわけだし。

最近は、また、バフェットとかスリムなど
世界の長者NO2、NO3とかのスーパーリッチたちが
金をゲイツ財団の元に一極集中させ始めてもいるようなのだけれど↓