ケベックでもオーストラリアでもPAS合法化を巡る攻防

以下のニュースによると、
以前よりPAS合法化に向けた動きが先鋭化しているカナダのケベック州では
来週にもケベック州政府の合法化法案が議会に提出される模様。

それを受けて、ケベックの医師ら500人ほどが連合を作り、反対声明を出している。




メディアは騒がしくなりつつありますが、
その中で目を引かれた記事があったので、以下に。



65歳の神学博士、Francis Humphreyは
ALSで全身まひとなり呼吸器を使用。

肺炎を起こした際に、医師から次のように言われ、
介護している妻と共に大きなショックを受けた。

Well, Frank, maybe you should consider that this is the end of the road for you.


フランク、この辺りで自分の生きてきた道も終わりだと考えてはどうなの。


Humphrey氏は残された時間を自宅で過ごすことを望んでおり、
夫婦は共に、合法化法案に反対する医師らの運動を支持している。

抵抗運動に参加している医師の一人 Dr. Paul Sabaは
法案が通ったら、医師にも家族にも患者を死なせる方向へ圧力がかかる、といい、

医師らの反対連合では
PASの前に在宅ケアと緩和ケアを充実すべきだと主張している。

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ちなみに、オーストラリア議会でも、
Ending Life with Dignity Bill 2013 が提出されて、
こちらでも医師らが反対運動を行っている。