へイスティング・センターが生命維持と終末期医療のガイドラインを改定

へイスティング・センターのガイドラインについては、
どこかで言及されているのを読んだ記憶があるかなぁ……という程度だし、
Ashley事件からこちらのあれこれから、へースティング・センター自体に対しても、
思うことはいろいろあるのだけれど、

Thaddeus Popeがブログで紹介してくれている
改訂ガイドラインの目次を眺めてみただけでも、

一口に生命維持、終末期医療といっても
議論すべきことはこんなにも多岐に渡るんだなぁ……
ということを、改めて認識させられる思い。

全部コピペしようと思ったら文字数オーバーになったので
興味ある方には以下にリンクしたPopeのブログへ行ってもらうことにして、

障害者とのコミュニケーション関連の個所だけ紹介すると、

パート3、セクション2
「障害のある患者とのコミュニケーションと協働」では

A. 生命維持治療と固まった障害または進行性の障害への配慮
B. 患者の障害が発話に関わっている場合のコミュニケーション
C. 患者の障害が認知に関わっている場合のコミュニケーション
D. 障害を負って間もない患者との生命維持治療に関するコミュニケーションと協働



もちろん、内容をちゃんと読んでみれば、
目を剥くようなことが書かれていないとも限らないのだけれど、

ざっと目を通して、やっぱり頭に浮かぶのは、
メディアに流れている米国の自殺幇助議論や無益な治療論との距離感――。

それから、翻って、
日本の医師による、尊厳死・平穏死議論のあまりの粗雑さ――。

もっと丁寧に仕分けしつつ検討すべきことが
こんなにも沢山あるのではありませんか――?