世界中で相次ぐ、PAS合法化に向けた動き

米国で、現在、法案が州議会で審議されているのは、
以下のシアトル・タイムズの記事によると6州で、
コネチカット、ヴァーモント、ニュージャージーカンザス、ハワイ、マサチューセッツ

この記事によると、
CT州の合法化に向けた動きは州外のC&Cによるものであり、
州内の草の根運動は存在しないとの批判もあるとのこと。

NJ州の法案は8日に下院委員会の投票 7-2(棄権2)で可決。
どうも報道が紛らわしい書き方ばかりするので
なかなか事実関係がわかりにくいのですが、
上院まで通過した場合には、住民投票が行われることが決まる、ということみたい(?) ↓
http://www.newjerseynewsroom.com/healthquest/physician-assisted-suicide-law-passes-nj-assembly

なお、VT州については、
当ブログも4日の補遺で、以下のニュースを拾っている。

VT州のPAS合法化法案、上院の委員会を5―0で通過。反対運動からは「聞く耳などない」との声も。
http://www.burlingtonfreepress.com/article/20130201/NEWS03/302010027/Doctor-assisted-suicide-measure-backed-by-Vermont-Senate-committee?odyssey=mod|newswell|text|FRONTPAGE|p&gcheck=1

Assised suicide on legal agenda in several states
The Seattle Times, February 8, 2013


その他、当ブログで動きを拾っているのは、

【カナダ、ケベック州




昨年12月15日の補遺
もうどこがどうなっているんだか、あまりに動きが加速していて頭が混乱しているんだけれど、NZの議会にも自殺幇助合法化法案が出ているみたい。他に米国NJ州。スコットランドもだったっけ? 大きな訴訟が進行中なのはアイルランドとカナダのBC州。合法化するぞ、と言っているのは米国VT州とカナダのケベック州
http://www.nationalrighttolifenews.org/news/2012/12/new-zealand-petition-opposes-euthanasia-and-assisted-suicide/


【フランス】

昨年12月21日の補遺
フランスのオランド大統領は今年5月の大統領選の際の公約に自殺幇助合法化を謳っており、就任後に命じた報告書が出てきたのを受けて、来年6月に法案を提出する方向。ただ、記事によって例えばNYTも「医療的に幇助する自殺medically assisted suicide」という表現を使っているけれど、他の記事の内容からすれば自殺幇助というよりも消極的安楽死のことと思える節も。いつものことながら、メディアのこういう厳密さに欠ける言葉の使用が気になる。
http://rendezvous.blogs.nytimes.com/2012/12/18/france-opens-the-door-to-a-right-to-die-but-not-now/
http://www.hurriyetdailynews.com/france-takes-first-step-toward-medically-assisted-suicide-.aspx?pageID=238&nID=37207&NewsCatID=351
http://www.france24.com/en/20121219-france-medically-assisted-suicide-euthanasia-healthcare-reform-hollande




あと、スコットランドと英国にも
法案提出に向けた動きがある。