成人した脳死状態の息子の精子、両親には採取の権限なく(米)

ヴァージニア州Rufus McGillさん(19)は
10月14日に交通事故を起こして危篤状態となり、
医師らは脳死である可能性が濃厚だと両親に告げた。

離婚しているが良好な関係にあるRufusさんの両親は
息子の回復を祈りつつ、万が一回復不能な場合には
息子の精子を採取して孫を持ちたいと希望し、
引き受けてくれる泌尿器科医も見つけた。

しかし、Rufusさんが法的には成人であることから
本人の生殖についての意思が明確に確認できない以上、
生殖の自己決定権の中には子どもを生まない権利も含まれるため、
両親には倫理的にも法的にも、息子の精子の採取の許可を裁判所に求める権限がない。

生命維持の停止を決めることはできるが、
息子の精子の採取は認められない。

8日、両親は生命維持の停止を決めて、Rufusさんは死亡。




息子が未成年だったら、可能性はあったみたい……。