Nicklinsonさん、肺炎で死去
以下のエントリーで追いかけてきた英国の訴訟で
思いがけない続報。
思いがけない続報。
“ロックト・イン症候群”の男性が「妻に殺してもらう権利」求め提訴(英)(2010/7/20)
自殺幇助希望の“ロックト・イン”患者Nicklinson訴訟で判決(2012/3/13)
自殺幇助訴訟のNicklinsonさん、ツイッターを始める(2012/7/2)
「死ぬ権利」求めるロックト・イン患者Nicklinsonさん、敗訴(2012/8/17)
自殺幇助希望の“ロックト・イン”患者Nicklinson訴訟で判決(2012/3/13)
自殺幇助訴訟のNicklinsonさん、ツイッターを始める(2012/7/2)
「死ぬ権利」求めるロックト・イン患者Nicklinsonさん、敗訴(2012/8/17)
Tony Nicklinsonさんのご冥福をお祈りします。
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上記17日のエントリーで拾ったように、
Nicklinsonさんの自殺したいとの希望は
自殺ほう助に関する法改正に関わることなので議会が決めることとして
裁判所に退けられました。
Nicklinsonさんの自殺したいとの希望は
自殺ほう助に関する法改正に関わることなので議会が決めることとして
裁判所に退けられました。
それを知らされたNicklinsonさんは、
号泣したと言われます。
号泣したと言われます。
以下の記事にも、
無念に顔を大きくゆがめて号泣している当時の写真があります。
(私はこういう写真を見ると、この人が本当にロックト・インなんだろうか、と
今でもやっぱり思ってしまうのですが)
無念に顔を大きくゆがめて号泣している当時の写真があります。
(私はこういう写真を見ると、この人が本当にロックト・インなんだろうか、と
今でもやっぱり思ってしまうのですが)
また17日前後の報道でも
それなら餓死も辞さないとの思いも示唆されていました。
それなら餓死も辞さないとの思いも示唆されていました。
それをすぐに実行したのでしょうか、
その後、Nicklinsonさんは食事をとらなくなったとのこと。
その後、Nicklinsonさんは食事をとらなくなったとのこと。
そしてこの週末に肺炎を起こし、
そのまま悪化して亡くなったようです。
そのまま悪化して亡くなったようです。
以下の記事は
……「自然な原因(複数)」で亡くなった;その一つは失望(a broken heart)だったかもしれない。
そして、この記事にも既に顕著ですが、
自分で薬を飲めない全身性障害者だというだけで、
それ以外の人なら可能な自殺行為が許されないのは差別だ、という論調も。
自分で薬を飲めない全身性障害者だというだけで、
それ以外の人なら可能な自殺行為が許されないのは差別だ、という論調も。
自分で致死薬を飲める人なら
近親者にスイスに連れて行ってもらえば自殺できて、
その近親者も罪に問われることはないわけだから、
近親者にスイスに連れて行ってもらえば自殺できて、
その近親者も罪に問われることはないわけだから、
自分で呑み込めないだけで同じことが認められないのは差別だ、という論理そのものには
一理あるようにも思え、
一理あるようにも思え、
この記事は
Nicklinsonさんの訴訟は「平等の問題」だったと書いているのですが、
Nicklinsonさんの訴訟は「平等の問題」だったと書いているのですが、
私は
と思うのだけど。
【DPPのガイドライン関連エントリー】
DPPの自殺幇助に関する起訴判断のガイドラインを読む 1(2010/3/8)
DPPの自殺幇助に関する起訴判断のガイドラインを読む 2(2010/3/8)
英国の自殺幇助ガイドライン後、初の判断は不起訴(2010/3/26)
警察が「捜査しない」と判断する、「英国自殺幇助基礎ガイドライン」の”すべり坂”(2011/7/15)
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警察が「捜査しない」と判断する、「英国自殺幇助基礎ガイドライン」の”すべり坂”(2011/7/15)