英国の介護者支援チャリティが介護に関する意識調査

英国の介護者支援チャリティの老舗 The Princess Royal Trust for Carersの調査で
2059人に介護について意識調査を行ったところ、

自分が病気で不自由になった時に
入浴と食事のケアを友人に頼もうと考える人は26%。

一番頼みにくいのはトイレの介助で、
下痢の時や失敗した場合の後始末も含めて友人に頼もうという人は
7人に1人の14%だった。

一方、
友人に介護が必要となった時に
入浴と食事の介護に手を貸すという人は3分の2に及び、

トイレの介助を申し出るという人も45%。

Press Associationの記事は、こんな流れでギャップを強調し、
案外に頼んでみたら? と思わせる結果……というニュアンスで書いているけど、
Mirror紙は「ほとんどの人は友人のトイレ介助嫌だと」と逆の読みをしているのが興味深い。

(いや、しかし実際、友人だよ、そう簡単には頼めませんぜ。できませんぜ……)

で、ニュースは調査結果よりもむしろ、PRTCが
日ごろ介護についてあまり考えたことがないという人たちに
介護について考えてもらい、孤立しがちな介護者への理解を、と
Facebookにページを立ち上げる、と。

その名も Who cares?

「介護は誰が?」と文字通りにも読めるし、
「みんな考えないようにしてるけど介護はみんなの問題よ」という問題提起とも読めるし、
ごく日常的には「んなの、どうだっていい」という無関心な言葉にもなるし、

あれこれと考えさせられるタイトル――。

調査によれば、介護者の8割が
介護を担うことで友人を失ったと回答――。

Survey raises awareness of carers
Press Association, November 16, 2011



Facebookに行って探してみたんだけど、見つからなかった。
まだスタートしていないのかな。

ちなみに、PRTCのFacebookはこちら ↓
http://www.facebook.com/carers