故Dr. Kevorkianの生前の研究「安楽死による性器イボ治療の効果について」続行へ

バカバカしくも皮肉の利いた、ジョーダン記事――。

前にBBCの同種のサイトで一度まんまと引っ掛かって恥をかいたことがあるのだけど、
今回はさすがにパロディ記事だと私にもすぐに分かった。

今回のタイトルは「安楽死は性器イボの治療に有効」。

タイトルが「性器イボ」としているのは、たぶん、
PASの対象になるのは女性だけではないことに加えて、

メルク社の子宮頸がん(HPV)ワクチン・ガーダシルが、女児で売れ行き不調なために
「性器イボの予防」をうたい文句に男児にも認可を求め
FDAがそれに応じた、とのいきさつを揶揄しているのでは?

で、記事の内容とは、

Deathこと、Dr.Kevorkian
医師による自殺幇助(PAS)はヒト・パピローマ・ウィルス(HPV)感染の治療として有効だとの研究を
生前に行っていた。

死後にK医師の論文の数々はミシガン大学医学部に寄贈され、
国保健当局からも1400万ドルのグラントがついて、
このテーマでの臨床研究が続けられることになった。

今のところ、まだ始まったばかりということもあって、安楽死による子宮頸がんの治療効果は
ガーダシル並みの「少なくとも効果はある」という段階にとどまっているが、

ガーダシルが予防効果を発揮するには感染前に打たなければならないのに対して、
PASの方は感染後でも全然OK。おまけに治癒率は100%だ。

K医師が自殺を幇助して死なせた患者の6割はターミナルでなかったし、
少なくとも17人は、生きていれば延々と生き続けられただろうと言われており、
痛みの訴えすらなかったケースも13あるということだけれど、

こと子宮頸がんや性器イボの治療としては
PAS段階での患者の身体的精神的状態を問わず、
安楽死後にそれらの症状に苦しんだ患者は皆無であった。



何を犠牲にしようとも、たとえ命を犠牲にしようとも、病気は予防しなければならない――。