自殺幇助のすべり坂エビデンス
Kevorkian医師の死を機に
米国メディアでは自殺幇助合法化議論が再燃している中、
米国メディアでは自殺幇助合法化議論が再燃している中、
・小国オランダで2001年に合法化された医療殺人(medical killing)では
本人の同意なしに死なされている患者が年間900人もいると推定される。
本人の同意なしに死なされている患者が年間900人もいると推定される。
・すべり坂が安楽死を際限なく広げ、
今や「よいQOLにはならない」と判断された新生児、
ターミナルではない病人、ウツ病患者を対象にしているうえに、
医療制度の方向によってはオランダでは
「70歳以上でこれ以上生きたくない人」は誰でも対象になる可能性もある。
今や「よいQOLにはならない」と判断された新生児、
ターミナルではない病人、ウツ病患者を対象にしているうえに、
医療制度の方向によってはオランダでは
「70歳以上でこれ以上生きたくない人」は誰でも対象になる可能性もある。
私も全くそう思う。
いくら「死の自己決定権」だ「自己選択」だと言われても、
そこに用意されているのが「死ぬ」という一方向にだけ認められる自己決定でしかないなら、
それは「自己決定」ではないではないか、と思う。
そこに用意されているのが「死ぬ」という一方向にだけ認められる自己決定でしかないなら、
それは「自己決定」ではないではないか、と思う。
さらに言えば、高齢者の自殺幇助が
あからさまに医療費削減という社会からの要請と対で語られるようになってきた以上、
もはや自己決定権を盾に取った議論は化けの皮がはげている、とも思う。
あからさまに医療費削減という社会からの要請と対で語られるようになってきた以上、
もはや自己決定権を盾に取った議論は化けの皮がはげている、とも思う。
結局は医療費削減のための自殺幇助合法化なのならば
「セーフガードさえあれば“すべり坂”など起きない」なんてウソで
最初から「すべり坂は織り込み済みの自殺幇助合法化論だった」または
「すべり坂を起こすための自己決定権議論だった」ということになるのでは?
「セーフガードさえあれば“すべり坂”など起きない」なんてウソで
最初から「すべり坂は織り込み済みの自殺幇助合法化論だった」または
「すべり坂を起こすための自己決定権議論だった」ということになるのでは?
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