2011年6月13日の補遺

ここ数日ずっとそうであるように、英国メディアは、今日月曜日にBBCが放送するホテル王の自殺場面の話題で持ちきり。プレゼンターのPratchettは、昨日、自身も自殺を考えていると報道があったけど、今日のこちらのニュースによると既にDignitasで自殺するための書類も揃えているとか。
http://www.contactmusic.com/news.nsf/story/sir-terry-pratchett-obtains-assisted-death-paperwork_1225164
http://www.mirror.co.uk/celebs/columnists/todays-tv/2011/06/13/terry-pratchett-choosing-to-die-bbc2-9pm-115875-23197419/

村上春樹カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文。日本語。:すばらしい。ここで語られていることは原発だけではなく、「科学とテクノの簡単解決文化」でもって自然を征服できると考え、能力と効率至上の功利主義で倫理感覚を鈍らせていく英語圏を中心にした世の中の動きにも、そっくりそのまま当てはまると思う。
http://www.47news.jp/47topics/e/213712.phpl






2015年までにGAVI(ワクチンと予防接種のための世界同盟)が必要とする37億ドルを調達するために開かれた国際資金提供カンファで、米、英、仏、独、日ほかが協力を約束。オーストラリアも2013年までの3年間にGAVIに2億1000万ドルを提供することを約束。Bill Gatesも23億ドルを約束。:これは各国にとって、「ワクチンの10年」という経済と金融の祭りに参加するための通行税みたいなもの? GAVIについては、上記ビルダーバーグ会議関連の最後にリンクした去年6月29日のエントリーに。
http://www.reuters.com/article/2011/06/13/us-vaccines-donors-idUSTRE75C1FV20110613

Cameron首相が国内の社会保障サービスや給付を大幅にカットして、多くの高齢者や障害者から非難を浴びながらも、途上国への支援を増額したことについて、Bill Gatesが称賛。:こうして慈善資本主義に方向づけられていくグローバル経済で生き残るためには、各国政府はなによりも慈善資本王国の帝王サマの歓心を買い、そこで次々に消費されるマーケットに漏れなく参入させていただくために、たとえ自国民を飢えさせ見殺しにすることになろうとも多額の資金を使って次なる新たなマーケット作りにも積極的に参加しなければ……って?
http://www.guardian.co.uk/global-development/2011/jun/13/bill-gates-david-cameron-foreign-aid

NZで2時間の内に大地震が2つ。:前回のNZ地震が影響して翌月、日本で東日本大地震が起きたということだったけど……?
http://www.guardian.co.uk/world/2011/jun/13/newzealand-natural-disasters?CMP=EMCGT_130611&