「人工臓器ローン払えなかったら殺して回収」を契約するSF映画「レポゼッション・メン」

昨日、暇つぶしのDVDを借りに行った際に、
「レポ・メン」というタイトルに、「おや?」と目を引かれたのは、
1985年ごろに米国で同じタイトルの映画を見たことがあったから。

たしか、車のローンを払えなくなった人から、その車をとりかえしに行く
あれこれとヤバそうな仕事を請け負っているのが reposition men 通称 repo men。

その一人の車のダッシュボードにプラスチックのキリスト像があったこと以外
何も覚えていないのだけど(なにせ字幕がないから、あまり分からなかった)
準新作の棚にタイトルを見た時にリメイクされたのかと思って、つい手に取ってみたら、
なんと臓器移植がらみの話だった。

ちょうど、週刊文春の記事について知った直後でもあって、
今これを見るのは気が重いなぁ……という思いと、
この偶然もまた何か必然みたいだなぁ……という思いとの間で
8秒間ほど葛藤した後、借りて帰った。

正式な日本語タイトルは「レポゼッション・メン」
私は全然知らなかったけど、去年の作品。

主役のジュード・ロウのインタビューがこちらに。

このインタビューに関する記事から物語の概要を抜き出すと、

本作の舞台は20年後という近い未来。政府の財政は破綻し世は荒廃。

科学の発達により、人工臓器が普及し、人々は長寿を享受する一方で、
それを手に入れる ために高額ローンを組んでいる。

返済が不可能になった時点で
レポゼッション・メン”と呼ばれる者たちが彼らの元を訪れ、
強制的に臓器を“回収”するのだが、

ジュードはそんな回収屋、レポゼッション・メンの中でも腕利きのひとり。
だが、ある事件で自らも人工臓器を埋め込まれることになって以降、仕事ぶり異変が…。

やがて彼も自らの臓器の負債が払えなくなり、仲間たちから追われる立場に…。


まあ、80年代に車だった「回収人」の対象物が、近未来では人工臓器に変わっただけで、
やっぱりこれは「リメイク」と言えるのかもしれない。

あ、もしも見てみようという方がおられましたら、
ちょっとスプラッター調なので、体調を勘案の上、食事時は避けられますよう。