フランスの安楽死法案、上院の委員会を通過

13日のフランス上院、25日に自殺幇助合法化を審議のエントリーで
紹介した件の続報。

25 vs 19の賛成多数で上院の委員会を法案通過。

13日の報道では2つだったし、バラバラだったけど、
社会党、UMP(国民運動連合)、Gauche(左翼急進党)から出た別々の案が
ミックスされて1つの法案として出てきたようです。

第一条は

any mature person, in the advanced or terminal phase of a accidental or pathological affliction that is grave or incurable, causing physical or psychological suffering that cannot be relieved, can request to receive medical assistance to die.

成熟した人なら誰でも、事故によるものであれ、病気であれ、
重症または不治の状態が進行しているか、またはターミナルで
それが和らげることのできない身体的または心理的な苦しみをもたらしているならば
死ぬための医療支援を受けことを求めることができる。


フランスの上院で特に安楽死に特定した審議が行われたのは初めてのこと。

1月25日に上院議員で審議されるが
フランスの新聞は、通過することは考えにくい、と。

死ぬ権利協会では、フランスの史上初めて
自殺幇助合法化に向けた議会の第一歩が踏み出された、と声明を発表。

一方、UMPの議員グループが
弱者を保護する目的にかなう現行法に反するものだとして、遺憾の意を表明

France consider euthanasia law
The Connexion, January 19, 2011


そこそこ年端のいった人が(子どもも含めて)
そこそこ気の毒な状態で本人が辛くてならないというなら、
死なせてあげてもいいことにしよう……。

……て話、これ?


【26日追記】
フランス政府は反対。