英国のDr.Death「元気な高齢者にも医師による自殺幇助を」

米国のDr. Death と言えば言わずと知れた Kevorkianで、
オーストラリアのDr. Death と言えば、知る人ぞ知る Nitschkeなのだけど、

なんと、ついに英国でもDr. Deathと呼ばれる「死の自己決定権」アドボケイトが。

といっても、
去年から当ブログで追いかけてきた元GPのDr. Irwinのこと。



不起訴になったものだから俄かに勢いづいたのでしょうか。

Society for Old Age Rational Suicide (SOARS高齢合理的自殺協会?)なる団体を率いて
ターミナルでなくとも自己決定能力のある高齢者なら
医師による自殺幇助を認めてもいいじゃないか、という
主張を展開し始めたようです。

とりあえずのところは、
関節炎の進行と視力の衰えを悲観して死にたいと望み
Dignitasの会員となった高齢英国人女性の支援をしているとか。



記事の中に、英国には既に85歳以上の高齢者が130万人もいて、
2020年までに200万人を超えるのだから、
特に死にゆく病気にかからなくても死にたいと望む人も多かろう、と
Irwin医師が主張している下りがあって、

要するに、いかにも人口問題なんですね、これは……。