ウツ病女性の“闇の商業安楽死”でNZ警察が米国人女性を起訴

2007年8月にAudrey Wallisさんの自殺幇助の容疑で
NZ警察は米国North Carilina在住の米国人女性(48)を起訴。

NZでは自殺幇助は英国と同じく、最高、懲役14年の犯罪。

ただし、このケースは米国とNZ間の引き渡し協定に当てはまらないため、
女性がNZに入国した場合にしか逮捕されない。



小さな記事ですが、この事件は非常に重大なものでした。

2年前から以下のエントリーなどで追いかけていますが、
自殺したWallisさんは処方薬の中毒で、マヒがあり、ウツ状態でした。

しかも、この自殺幇助はビジネスとして行われました。

今回起訴された米国人女性とは、
Cassandra Mae またの名を Susan Wilson。

闇の安楽死つかさどる牧師 George Exooの助手だった女性です。

当時、彼女はExoo師から独立してビジネスを始めようとしており、
Guardianのインタビューでも「値段さえ折り合いがつけば誰だって死なせてあげるわ」と
語っています。

Wallisさんの自殺幇助は12000ドルで請け負い、
米国から、そのためにAucklandに飛び、
Wallisさんが自殺した後すぐに帰国したと言われています。

【28日追記】
続報が出て、Wilsonさんは容疑を否認しているとのこと。
12000ドルの報酬の受け取りについても否定。
もらったのは交通費など実費2000ドルと主張しているようです。